お通夜の際に必要な持ち物って何だろう?
持って行った方がいいものってあるかな?
こんな疑問に答えていきたいと思います。
この記事でわかる事
- お通夜に参列する時の持ち物
- お通夜に持っていくお菓子類
- あったら便利な持ち物
お通夜や葬儀などは人によっては年単位で間隔が空いたりする事も多いので、持ち物ってついつい忘れてしまいます。
訃報はいつも突然なので慌ててしまうのも無理はないですが、会場についてから忘れ物に気付いても戻るに戻れないですよね。
「香典やお焼香の際に使う数珠、涙を拭くためのハンカチは分かるけど、他にも何かあるのかな?」
今回は、そんなお通夜の際の持ち物について紹介していきたいと思います。
目次
〇お通夜での持ち物一覧リスト
お通夜に参列する際に持って行った方がいい物は以下の4つです。
- 数珠
- ハンカチ
- 香典
- バッグ
1つずつ解説していきます。
「数珠」
数珠は、焼香の際に必要となる仏具です。
「必ず持っていかなければならない」ということはないので、あれば持って行く、無ければないで問題ありません。
最近では、葬儀場に数珠が用意されていてそれを借りることもできますが、数珠の意味を考えるとやはり自分用にきちんと用意しておくと良いでしょう。
数珠は、宗派によっても形状や房の形が異なったり、男性と女性で数珠が異なる場合もあります。
基本的に参列する葬儀の宗派ではなく、自分の宗派に合わせた数珠を持っていきます。
結婚した場合はどちらかの宗派に合わせるようなりますので、自分の宗派を一度確認しておきましょう。
数珠に関する詳しい内容はこちらで紹介しています!
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参考葬儀での数珠の持ち方を解説!切れた時の対処方法も紹介
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「ハンカチ」
涙を拭いたり手を拭いたりするためのハンカチも持ち物の一つです。
お通夜に参列する際には、ハンカチにもマナーがあります。
お通夜の際のハンカチのマナー
まず一番重要なのは色です。
喪服や靴下やネクタイなどは黒色ですし、やはりハンカチも黒色なのかなと思われる方も多いようですが、基本的にハンカチは白色を使用します。
白いハンカチを使う理由は諸説あるようですが、古来から神事や弔事の際は白装束をまとって行っていたことや故人が最後に着る服も白色であることから、ハンカチも白色のものを使用する風習があるようです。
「香典」
「香典」とは、通夜や葬儀・告別式に持参する不祝儀のことで、「香典」と呼ぶのは仏教の場合に限ります。
ほかの宗教で言うと、神式では「御玉串料」、キリスト教では「献花料」と呼びます。
中に入れる金額に応じて香典袋も異なってきます。
香典の詳しい内容は以下の記事で解説しています。
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参考香典袋の書き方マナーを紹介!中袋がない時の住所は横書きでもいいの?
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参考香典を会社の連名で出す時の書き方を紹介!中袋の向きや相場についても!
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4 お通夜での持ち物「バッグ」
通夜に参列する際のバッグは、喪服と同様に黒色の布製のバッグを使用します。
これまでは革製や合皮のものは、生き物の殺生を連想させてしまうのでマナー違反と言われていました。
ですが、現在では殺生を連想させない見た目の物は問題ないという点から、革製のバッグを持って行く人も増えてきました。
型押しや毛皮、爬虫類系の素材はNGです。
お子様連れの方など、どうしても荷物が多くなってしまう場合はメインのバッグと一緒にサブバッグを使用しても構いません。
その場合も、黒色の布製のサブバッグを使用しましょう。
「傘」
やはり色は黒色のものが好ましいですが、地味な色で無地なものであれば問題ありません。
どうしても黒色や地味な色の傘がない場合は、透明のビニール傘でもOK。
葬儀場によっては、葬儀場でビニール傘を用意してある場合もあります。
会場に入ったら傘は所定の場所に置いておくようにします。
通夜会場には持ち込まないようにしましょう。
「袱紗(ふくさ)」
「袱紗」とは香典袋を包む布のことを言います。
様々な種類がありますが、色は、弔事でも慶事でも使用することができる紫色の袱紗を使用される方が多いです。
風呂敷タイプや封筒タイプのものがありますが、多く使われているのは封筒タイプで、封筒タイプは、開き方を左右使い分けることによって、弔事・慶事どちらにも使用できます。
受付で香典袋をそのまま差し出すのは失礼ですので、袱紗に包んだ状態で取り出して、香典を差し出すようにしましょう。
袱紗についてはこちらで詳しく解説しています。
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参考葬儀で使う袱紗(ふくさ)の色と正しい包み方を紹介!ない時の代用品は何を使う?
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お通夜に持っていくお菓子
「淋し見舞い」「淋見舞い」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
淋し見舞いとは、故人に対して持っていくものではなく、残された遺族の方たちがお通夜の長い夜を過ごす時に少しでも淋しくないようにという思いから始まった風習と言われており、地域によってその風習がないところもあるようです。
淋し見舞いには、お菓子やお線香、現金の場合などがあります。
どの場合も、「お淋見舞」「御淋見舞い」「御淋見舞」などの表書きで熨斗(のし)をつけます。
地域によって表外の書き方が異なる場合もあるかもしれませんので、一度確認は必要ですね。
お通夜の際にあったら便利な持ち物
持って行かなくても問題はないけど、あればいざという時に役立つ持ち物は以下の3つです。
- 予備のストッキング
- メイク道具
1つずつ解説していきます。
予備のストッキング
お通夜や葬儀の場では、黒色で少し肌が透ける程度のストッキングを履きます。
30デニール以下が基本。
この黒のストッキングが伝線すると、非常に目立ってしまいます。
お通夜に行く前の確認と、予備を持つ事で急な伝線にも対応することができます。
メイク道具
お通夜や葬儀の場では、薄化粧が基本となります。
なので、泣いてしまったり、お手伝いをする中で汗をかいてしまうと簡単に崩れてしまいます。
遺族や参列者に失礼にならない為にもメイク道具は持って行った方がいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
通夜など弔事に使用するようなものはまとめて保管しておくと、いざという時に困りません。
また女性の場合は、黒色のストッキングが伝線するととても目立ちますので、履いていくものとは別に、黒色のストッキングを用意しておくことをおすすめします。
突然の訃報を受け取っても慌てず冷静に行動できるようにしたいですね。