- 直葬って最近よく聞くけどトラブルはないのかな?
- 直葬には落とし穴があるよって聞いたけど大丈夫かな?
今回はこんな疑問に答えていきたいと思います。
まず、結論から言うと、トラブルも落とし穴も存在します。
直葬のトラブル
- 親族間でのトラブル
- 菩提寺からの納骨拒否
- 葬儀後の弔問客の対応
直葬の落とし穴
- 葬儀費用の追加請求
安かろう悪かろうな葬儀はいくら何でも嫌ですし、故人との最後のセレモニーを後悔だけで終わらせたくないですよね。
直葬(火葬式)は、1番費用が掛からない葬儀方法ですが、その費用の内訳や、トラブル、落とし穴などについて今回はお話していきたいと思います。
この記事でわかる事
- 直葬のトラブル
- 直葬の落とし穴
- 直葬の費用と内訳
- 直葬が選ばれる2つの理由
直葬については以下のサイトで更に詳しく解説しています。
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目次
直葬で起こりうる3つのトラブル
費用もかからず、お願いすれば火葬炉の前でお経も読んでもらえる直葬ですが、中にはトラブルもあって、大きく分けると3つあります。
- 親族間でのトラブル
- 菩提寺からの納骨拒否
- 葬儀後の弔問客の対応
上記3つがよくあるトラブルとなります。
1つずつ説明していきますね。
親族間でのトラブル
少しずつ増加の傾向にある直葬ですが、年配の親族から理解を得るのがかなり大変です。
「こうあるべきである」という日本の風習を大切に思う方々が多いので、葬儀ももちろん普通に執り行うであろうと思っています。
「故人の意思だから」という理由に聞く耳すら持たない方もいるそうです。
そうならない為に、生前に遺書を書く、または親族には直葬する事を話しておくなどの対応をしておく方がいいでしょう。
菩提寺からの納骨拒否
菩提寺がある場合に限りますが、直葬はトラブルになる事があります。
これはお寺側の考え方によって変わるのですが、直葬をよく思ってないお寺が多いというのが事実です。
なぜかというと、直葬の場合は読経や戒名が存在しないからです。
なので、お寺側からするとお布施や戒名料などが貰えない場合があるんですよね。
そして、結果的に「納骨はできません」という形でトラブルとなってしまうのです。
そうならない為にもお寺側としっかりと話をして確認を取りましょう。
中には直葬でも納骨を受け入れてくれるお寺もあるので、まずは確認が大切です。
葬儀後の弔問客
親族間での問題や菩提寺の問題が片付いて、直葬を執り行い落ち着いた頃に、訃報を聞きつけた方達が次から次へと弔問に訪れる事があります。
そうなると遺族は、経緯の説明やお茶を出したりという作業をひっきりなしに行わなくてはなりませんし、それが精神的な苦労になる事もあります。
そうならない為に、葬儀後、偲ぶ会を設ける事などを事前に告知しておくといいですね。
直葬での落とし穴とは?
直葬の落とし穴は「葬儀費用の追加請求」です。
費用が他の葬儀と比べてかなり抑えられている直葬。
中には「10万円以下で執り行います」という葬儀社もあるそうです。
その金額につられてしまい、葬儀をお願いしたが、後々追加で費用を請求されたという事例がとても多く発生しています。
バスの後ろに、大きく直葬15万円って広告載せてる葬儀社にお葬式お願いした人が、葬儀終わって請求された金額が50~60万円だったそうです。お葬式ってやっぱりお金かかるんですね・・・って、でも増えすぎじゃない?
— もりぞー (@morizo551) April 6, 2011
打ち合わせの段階で内容をしっかりと把握しておけば問題はないのかもしれないですが、悲しみに暮れる中でそこまでの余裕があるのか。
不安な場合は絶対に一人で打ち合わせはしない方がいいでしょう。
また、生前に葬儀社などを決めておくと、もしもの時でも安心して任せる事ができますね。
関連記事:葬儀の事前の見積もりは可能?相談して得られるメリットを紹介!
直葬の費用
一般的な葬儀は、100万円前後するのですが、直葬の平均的な費用は約19万円というふうになっています。
参照:葬儀レビ
一般的な葬儀の約10分の1近くの費用で執り行う事ができるという事で、近年、選ぶ人が増えてきている葬儀の形式です。
他の葬儀と比べてかなり費用の抑えられた直葬ですが、その内訳はどうなっているのでしょうか?
まずは、直葬の内訳を紹介していきます。
直葬が選ばられる2つの理由
直葬が選ばれる大きな理由は2つあります。
- 費用面(遺族視点)
- 葬儀に費用をかけたくない(故人視点)
この2つですね。
1つずつ説明していきます。
費用面
まず1つ目は費用面ですね。
最初の方でも説明しましたが、一般的な葬儀の平均費用が約90万円というのに対して、直葬だと約19万円まで費用を抑える事ができます。
故人や遺族に経済的な余裕がない。
だけどしっかりと見送ってあげたい。
という方が多く選ぶ葬儀スタイルでもあります。
葬儀に費用をかけたくない
そして2つ目は葬儀自体にお金をかけたくないという場合。
これは経済的な余裕と似ている部分もあるのですが、中には葬儀をあげる余裕があっても「葬儀はできるだけ簡素に執り行ってくれ」という方がいらっしゃいます。
- 残された遺族に迷惑をかけたくない
- 従来の葬儀に不満がある
- 家族以外の人を入れずに葬儀をしたい
こういう考えを持つ方も直葬を選んでいるようです。
まとめ
直葬にはトラブルも落とし穴も存在します。
直葬のトラブル
- 親族間でのトラブル
- 菩提寺からの納骨拒否
- 葬儀後の弔問客の対応
直葬の落とし穴
- 葬儀費用の追加請求
しっかりとした葬儀社選びと、周りの方の理解を得ることがとても大切な直葬。
ですが、どのような葬儀スタイルであれ、何よりも大切なのは故人を偲ぶ気持ちだと思います。
後悔のない葬儀を執り行うようにしたいですね。