お通夜に焼香だけして帰るなら訪問時間は何時がいいの?香典を渡すタイミングは?

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急な訃報を受け、駆け付けることになるお通夜。

 

お通夜の開式から閉式まで参列したいけれども、急なことで都合がつかない場合や、お通夜が終わったころにしか駆け付けることができないといった場合もありますよね。

 

そのようなときは、何時に訪問するのが良いのでしょう。

 

お通夜が始まる前?

それとも終わった後?

お通夜の最中に遅れて到着した場合はどうしたら?

 

お通夜などの弔事は、あまり多く経験するものではありませんから、悩んでしまいますよね。

 

そういった場合の訪問時間や、香典を渡すタイミング、その他気を付けたいことなどについてまとめました。

お通夜に焼香だけして帰るのは失礼?

 

訃報は突然あるものです。

 

すぐに駆け付けたくても、様々な事情で、それが叶わないこともあります。

 

お通夜の開式時間から参列することができればそれが一番ですが、難しい場合、焼香だけをさせてもらって帰るということは失礼にあたるものではありません。

 

たとえ短い時間しかいられなくても、故人を偲ぶために足を運んだということが大切です。

 

故人を想いお通夜に駆け付けたという行動が、遺族に対して弔意を表していることにもなりますので、お通夜に行くことそのものに意味があります。

 

しかし、一般参列者として駆け付ける場合は、のちに詳しく述べますが、早すぎる時間や遅すぎる時間に弔問するなど、配慮に欠けた行動をとらないことが大切です。

 

「故人とお別れをするために駆け付けた」という気持ちがもちろん大事ですが、故人を亡くしたばかりの遺族に負担をかけるような振る舞いをしないようにしたいですね。

 

詳しく見ていきましょう。

 

焼香だけで帰るなら訪問時間は何時がいい?

 

お通夜は本来、故人のご遺体を、鳥や獣・悪霊など悪いものから守るために、故人の身近な人たちが集まって夜通し死者のそばで過ごすという儀式でした。

 

また昔は、現代のように医学も発展してなかったため、人の死をすぐ確認するということも困難でした。

 

お通夜には、故人が息を吹き返したりしないか、本当に亡くなっているのか、確認するという面もあったようです。

 

集まった人々が夜通し故人との思い出を語り合いながら、朝まで続くものだったようですが、現在では夜のうちに終わる「半通夜」が一般的になっています。

 

お通夜の開式時間としては、一般的には1819時ごろに始まることが多いです。

 

開式後の流れとしては、宗派や地域によっても異なりますが、

 

受付→着席→僧侶入場・読経→親族焼香・参列者焼香→喪主挨拶→通夜ぶるまい

 

といった順番で進みます。

 

時間の都合がつかず、焼香だけをしてすぐ帰る場合は、

 

・お通夜が始まる前に行く

・お通夜が終わった後に行く

 

のどちらかが良いでしょう。

 

お通夜の最中に到着しても、読経中や喪主挨拶などの間は焼香ができません。

 

もしお通夜の最中に到着した場合は、会場に入るのは読経中を避け、焼香が始まってから会場内に入って焼香の列に並ぶようにすると良いでしょう。

 

会館で行われている場合は、係の方の案内に従いましょう。

 

お通夜が始まる前に行く場合は、お通夜が始まる30分くらい前までに会場に入って焼香し、ご遺族へ挨拶をして帰ると良いでしょう。

 

お通夜が始まる直前や、あまりにも早く行ってしまうと、まだ準備ができていないなど、忙しい遺族に迷惑をかけることになってしまうので、控えましょう。

 

お通夜が終わった後に駆け付ける場合は、お通夜の一通りの流れが終わった後に通夜ぶるまいが行われますので、それが終わるまでの間に向かうようにしましょう。

 

通夜ぶるまいはだいたい12時間程度で終了します。

 

18時にお通夜が始まったとすると、閉式までの一連の流れが終わるまで約1時間程度かかり、そこから通夜ぶるまいが始まりますので、19時すぎ~21時ごろの間に行くのが良いでしょう。

 

しかし平日の場合など、仕事終わりに駆け付けると、もっと遅くなってしまうこともありますよね。

 

通夜ぶるまいが終わる時間を過ぎそうな場合は、遅れることを事前に連絡してから駆け付けると良いでしょう。

 

会館を借りてお通夜をしている場合は会場が閉まることもありますので、会館に確認してから、遅くとも22時前までには着くようにしましょう。

 

22時を過ぎてしまいそうな場合は無理に行くことはせず、お葬式のほうに参列するか、もしくは葬儀が終わった後に日を改めて喪主の自宅にお伺いし、お線香をあげさせてもらうと良いでしょう。

 

先方の都合を確認してから行くようにしてくださいね。

 

ただし、親族の場合はこの限りではなく、何時であってもなるべく早く駆け付けるようにしましょう。

 

お通夜などの弔事は地域差も大きいため、疑問に思ったことは会館のスタッフや地元の年配の方に質問してみるのも良いでしょう。

 

また、焼香そのものの作法は、式の最中にやる場合でも、焼香だけをしに行く場合でも、大きく変わるところはありません。

 

一般的な焼香の作法は以下の通りです。

 

※一般的な焼香の作法※

 

自分の番が来たら祭壇に進み、遺族と僧侶に一礼、遺影に一礼したのち、<抹香(粉状のお香)の場合>右手の親指・人差し指・中指の3本でつまんで額のあたりまで上げ、香炉にまく。

 

これを13回繰り返す。

 

<線香の場合>線香を取り(1本か3本)、ろうそくで火をつけたあと香炉に立てる。最後に遺影に向かって再び一礼し、遺族、僧侶にも一礼して席に戻る

 

焼香だけをしに行く際は、僧侶や遺族がいない場合もありますので、その場合は始まる前と終わった後に、遺影にのみ一礼で良いでしょう。

 

焼香の回数や線香の本数は宗派により異なりますので、前に焼香している方がいればその方と合わせたやり方をしましょう。

 

わからない場合は丁寧に1回、行うと良いでしょう。

 

作法も気になりますが、心を込めて焼香することが一番大切です。

 

焼香だけで帰る際の香典を渡すタイミングは?

 

焼香だけで帰る場合も、受付が開いていれば、香典は受付で渡します。

 

芳名帳に名前と住所を記帳して、「この度はご愁傷さまでした」と受付の方に香典をお渡ししましょう。

 

通夜に遅れて行った場合は、間に合わなかったことを一言お詫びしましょう。

 

遅刻した理由などを細かく伝える必要はありませんので、「遅れてしまい申し訳ありません。ご焼香させていただいてよろしいでしょうか」など、遅れたお詫びと、焼香をしたいという旨をきちんと伝えましょう。

 

受付が終わっていた場合は、ご親族の方にお悔やみの言葉を伝えたあと「ご霊前にお供えください」とお渡しするのが良いでしょう。

 

受付が終わっていて、親族の方にもお渡しするのが難しい場合は、翌日のお葬式のときにお渡しすると良いでしょう。

 

お葬式に参列できない場合は、参列する知人に頼む・日を改めてご自宅に伺ってお渡しする・郵送で送るなどの方法があります。

 

ご自宅にお伺いする場合は、事前に先方に連絡を入れてから訪問するようにし、突然伺うことのないようにしましょう。

 

郵送の場合は香典袋(不祝儀袋)に香典を入れ、お悔やみと、葬儀に参列できなかったお詫びの手紙を同封した上で、現金書留で喪主様宛に送りましょう。

 

故人の宗教・宗派と包む金額によって使用する香典袋は変わってきますが、宗教がわからない場合は、袋の表書きが「御霊前」となっているものを選びましょう。

 

これはどの宗教でも使用することができるものですが、蓮の花が描かれているものは仏教用になりますので、わからない場合は無地のものを選ぶと良いでしょう。

 

水引が印刷されているもの、豪華に結んであるものなどありますが、包む金額によって使用する香典袋も変わります。

 

1万円くらいまでの金額を包むのであれば、水引が印刷されたシンプルなもので良いでしょう。

 

金額が上がるにつれて、香典袋も水引が結んであるしっかりしたものを選ぶようにしましょう。

 

パッケージの裏などに、包む金額の目安が書いてあることが多いですので、参考にしてくださいね。

 

香典の金額については、故人との関係によって変わってきます。

 

一般的には、仕事の関係者・知人友人であれば30001万円程度、祖父母・親戚であれば1万~3万円程度が目安となります。

 

具体的な金額は、仕事関係者であれば同僚や上司、親族であれば年長者に相談すると良いでしょう。

 

職場関係での香典であれば、同じ立場の同僚とは金額を合わせましょう。

 

香典に包むお札に新札を使用してしまうと、亡くなるのを予想して用意していたのではないかと解釈され、失礼に当たってしまいます。

 

なので、新札でないお札を包むようにしましょう。

 

ただ、あまりにも汚れているものやシワシワのもの、破れているものは避けてくださいね。

 

新札しかない場合は、半分に折り目をつけてから包むと良いでしょう。

 

お通夜に焼香だけして帰る際の服装は?

 

お通夜に焼香だけをして帰る場合も、普通にお通夜に参列するときの服装と変わりません。

 

喪服を着用して行くことが望ましいでしょう。

 

昔はお通夜には地味な平服(普段着)で参列することも多かったようですが、最近ではお葬式に参列せず、お通夜が故人との最後のお別れとなることも増えてきたため、喪服での参列者がほとんどです。

 

お通夜はお葬式の時ほど服装に厳格な決まりはありませんが、喪服を用意できるのであれば、喪服で参列するのが良いでしょう。

 

喪服を用意することが難しい場合は、

 

<男性の場合>グレーや紺色のダークスーツ・ネクタイもなるべく黒か地味なもの

 

<女性の場合>グレーや紺色のスーツやワンピース・黒や肌色のストッキング

 

光る飾りがついているものや光沢のある生地のものは避け、なるべく黒かそれに近く、地味なものを身に着けると良いでしょう。

 

派手な化粧やアクセサリー、ネイルも控えましょう。

 

また、動物や爬虫類の革でできたもの(カバンや靴、ベルトなど)は殺生を連想させるとして弔事の場では不適切となりますので、気を付けましょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

お通夜に焼香だけして帰るなら訪問時間は何時がいいの?香典を渡すタイミングは?

 

についてまとめました。

 

お通夜などの弔事は、経験しようと思ってできるものではありませんから、いろいろと迷ってしまいますよね。

 

お通夜は18時ごろから開式するため、仕事などをしていると間に合わないという場合も多いです。

 

焼香だけに駆け付ける方も珍しくありません。

 

故人を想って駆け付けるのですから、焼香だけで帰ることになっても、失礼には当たらないのです。

 

故人を失ったばかりの遺族に配慮をして、心を込めたお別れができるといいですね。