- 初めてお通夜を執り行う事になったけど、何をすればいいんだろう
- 会社や親族への連絡はいつする?
- お通夜や葬儀の日程はどうやって決める?
今回はこんな疑問に答えていきたいと思います。
初めてお通夜を執り行う側になると、何をどうすれば良いのか色々と悩んでしまいます。
そこで今回は、初めてのお通夜で遺族側がすべき事を解説していきたいと思います。
この記事でわかる事
- お通夜で遺族がするべき14のこと
この記事を読めば「お通夜で遺族がするべき事」を理解する事ができます。
目次
お通夜は初めてだけど何をすればいいの?遺族側がするべき14のこと
お通夜で遺族がしなければいけない10のことは以下の通りです。
お通夜までにする事
- 訃報の連絡をする(血縁の遠い親族、友人、知人、関係者など)
- 死亡診断書と死亡届、火葬許可証の提出
- 葬儀社と戒名をいただくお寺探し
- お通夜と葬儀の日程を決める
- お通夜、葬儀をする場所を決める
- 供物、供花の手配
- 喪主を決める
- 喪服を揃える
- お通夜での挨拶を考える
- 遺影の用意
- 返礼品の準備
- 通夜振る舞いの準備
- 受付の設置
- 僧侶の迎えと打ち合わせ
以上14項目となっていて、1つずつ解説していきます。
訃報の連絡をする
訃報の連絡は、臨終に立ち会えなかった家族や近親者、故人と親しかった友人や知人、勤務先などです。
すぐに知らせる必要がある人と、お通夜や葬儀の日程が決まってから知らせる人に分けましょう。
死亡診断書と死亡届・火葬許可証の提出
死亡診断書と死亡届は1枚で1体となっています。
右半分が死亡診断書、左半分が死亡届となっています。
病院で亡くなった後の手続きや流れは以下の記事で解説しています。
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葬儀社と戒名をいただくお寺探し
葬儀をお願いする葬儀社を決めましょう。
前もって葬儀社を決めていない場合、取り急ぎ決める必要があり、費用面や葬儀社の質で後悔する場合があるので、葬儀社は前もって決めておくようにすると後の後悔にならずに済みます。
菩提寺があって、仏教で葬儀を行うのであれば、早めに菩提寺に連絡を入れましょう。
お通夜や葬儀の日程、読経をお願いする僧侶の人数などを相談します。
菩提寺が遠方にある場合は、近くの同じ宗派の寺院を菩提寺から紹介してもらいましょう。
菩提寺がない場合は、葬儀社に宗派を伝え、紹介してもらいましょう。
葬儀の事前見積もりについては以下の記事で詳しく解説しています。
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お通夜と葬儀の場所決め
昔は、お通夜や葬儀の会場というと自宅が主な場所でした。
しかし、最近では自宅以外で行うことがほとんどです。
自宅以外だと、斎場や公民館を利用するケースが増えています。
お通夜と葬儀の日程を決める
葬儀社が決まったら、お通夜と葬儀の詳細を担当者と一緒に決めていきます。
お通夜と葬儀の日程は、僧侶の都合と火葬場を使える時間を確認してから決める事がほとんどです。
「お通夜」は葬儀の前日に親族や友人が集まって故人との別れを惜しむ儀式です。
遺族は、一晩中灯を消さないようにしておき、線香の火も絶やさないようにしなければいけません。
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供物・供花の手配
供物や供花は一般的には、葬儀を担当してもらう葬儀社に手配をお願いするのが無難です。
個人で送ることも可能ですが、その際には届け先と届ける時間に注意しましょう。
喪主を決める
喪主は故人と最も縁の深い人が務めるのが一般的です。
複数人で喪主を務めても構いませんし、喪主を務める親族が居ない場合は、友人や知人が勤めても
構いません。
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喪服を揃える
お通夜の際の遺族の服装は正式喪服でなくても問題はありません。
男性の場合
- 黒スーツ
- 白ワイシャツ
- 黒ネクタイ・黒靴下
女性の場合
- 黒無地のワンピース・ツーピース
- 和装の場合 黒無地・地味な無地
お通夜での挨拶を考える
お通夜や葬儀での挨拶はテンプレートを参考に、内容を組み立てていくのが無難です。
以下の記事で詳しい解説をしています。
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参考喪主の挨拶はカンペを見ながらしてもいいの?通夜と告別式での例文も紹介
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遺影の用意
遺影は顔が大きく写っていて、なおかつピントの合っているものを選ぶようにしましょう。
故人があまり写真に写る方ではなかった場合、免許証の写真などを使うといいでしょう。
返礼品の準備
返礼品の種類は、「会葬返礼品・通夜返礼品・香典返し」の3つに分類されています。
それぞれ、どのように違うのか分けて書いていますので確認してください。
会葬返礼品
香典の有無関係なく、参列して頂いた方に全員へお礼として渡すものです。
タオルやハンカチなど日常で使えるものを贈ります。
全員に渡すものなので金額相場は500円~1000円ぐらいです。
通夜返礼品
通夜振る舞いに参加されない方に渡します。
しかし最近は、家族葬なども増えてきている為、通夜振る舞いを行わずにお通夜の参列者全員に配るケースも多くなっています。
返礼品の中身は、お茶やコーヒー、お菓子の詰め合わせなどを口にするものを贈る事が多いです。
香典返し
香典を頂いた方に渡す返礼品です。
忌明け(四十九日法要)が終わってから、忌明けの報告とお礼を兼ねて頂いた香典額の半分くらいの品物を贈ります。
しかし最近は、葬儀の当日に3000円相当の品物を返す即日返しも増えてきています。
渡し方
※遺族はお通夜に参列しなくてはならない為、返礼品を渡す係にはなりません。
返礼品を渡す受付係は、信頼できる方に頼むようにしましょう。
・渡すときは挨拶を一言添えてから渡します。
挨拶例
「ありがとうございます。どうぞお持ち帰りください」
通夜振る舞いの準備
通夜振る舞いは、1時間~2時間程度です。
料理は、自分達で注文または葬祭業者に手配のどちらかになります。
料理や飲み物の数は予想の人数より少し多めに用意しておきましょう。
以前は肉や魚を避けた精進料理が多かったですが、現在は手軽に食べられる寿司、サンドイッチ、オードブルが多いです。
弔問客を迎える為の「受付」の設置
お通夜を葬祭式場でする場合は、基本的に葬儀者が会場の設営をしてくれます。
しかし、自宅やその他の場所でお通夜をされる方も多いと思います。
自宅やその他の場所でお通夜をする場合、玄関先や会場の入り口に‘‘受付‘‘を設置します。
受付会場の設置の手順は以下のようになっています。
- 机またはテーブルを置きます。
- 置いた机やテーブルに白無地の布を掛けます。
- 正面に‘‘受付‘‘と貼ります。
- 机の上には、「芳名帳、筆記用具、香典帳、香典受け、名刺受け」を用意しておきます。
- 受付の裏には、会葬御礼品を用意して置き忘れないように渡します。
僧侶のお迎えと打ち合わせなど
お通夜の前後に僧侶のお迎えやお礼、打ち合わせを行います。
詳しい順序は以下を参考にしてください。
お通夜前
- 僧侶が到着したら、控室に案内します。
- 控室に案内したら茶菓子を出してもてなします。
- 僧侶と葬儀社と遺族で読経・法話などの打ち合わせを行います。
通夜振る舞いに僧侶が出席されない場合は、御膳料(5000円~1万円)も一緒に渡します。
※お布施は、お通夜前・葬儀前・葬儀後など渡すタイミングはそれぞれです。
お布施+戒名料の金額を収める場合も多いですので、金額を聞いた後は葬儀社に渡すタイミングを確認してください。
まとめ
初めてのお通夜となると、どう動けば良いか遺族の方は色々と不安になりますが、葬儀社の方が常にアドバイスをくれますので、あまり深く考えずに故人との最期の時間を大切にしましょう。
この記事が皆様のお役に少しでも立てれば幸いです。