社会人になると、これまで以上に多方面での付き合いが増える事もあり、お通夜や葬儀に参列する機会も増えてきます。
そして、その中でも気になる事の1つとして挙がるものの中に【服装】があります。
今回は、その服装の中でもさらに絞った【靴のマナー】について解説していきたいと思います。
気にする方も気にしない方も居ますが、社会人なら知っておいて損はないでしょう。
目次
お通夜で履くならこんな靴がいい!
「靴までしっかりと見る人っているの?」
と思ってしまいますが、見る人はしっかりと見ている靴。
後から小言を言われない為にもしっかりとマナー違反にならない靴を履いて行きましょう。
では、お通夜で履いてもマナー違反にならない靴を紹介していきたいと思います!
大事なポイントは3点!
・内羽根
・ストレートチップ
・プレーントゥ
この3点をしっかりと守ればお通夜でも葬儀でも足元を見られて小言は言われません。
では、1つずつ解説していきたいと思います!
内羽根とは?外羽根との違いについても
靴が好きな方や冠婚葬祭に多く出られる方ならご存知かと思いますが、中には初めて聞く方もいると思います。
内羽根というのは靴のこの部分を見ます。
画像をご覧の通りで、内羽根というのは靴紐を通す部分が靴の内側に取り付けてあるものの事を言います。
一方で外羽根とはこういうタイプの靴になります。
見比べてみると違いは一目瞭然ですね。
外羽根タイプの靴は内羽根タイプの靴よりもカジュアルなので、お通夜に参列する際はあまり適さないのです。
ただ、外羽根タイプがダメという訳ではありません。
外羽根タイプの靴しかなく、買う時間や余裕がなければ外羽根タイプの靴でも大丈夫です。
ストレートチップとは?
革靴を履いて仕事をする方なら聴き慣れているストレートチップ。
逆に革靴を普段履かない方はあまり聴き慣れませんよね。
ストレートチップとは靴のこの部分を指しているんです。
つま先部分に横一文字のデザインが施されているものをストレートチップと言います。
プレーントゥ
これもあまり聞き慣れない方が多いかもしれないですね。
プレーントゥというのは、つま先部分に飾りのない靴の基本形と言われているデザインの事です。
以上3点がお通夜や葬儀などの場で、小言を言われない最低限の靴のマナーとなります。
服装は気にすれど、靴まで気にする方はそこまで多くないのかもしれないですが、気にする方が少ないからこそ気を使うようにしたいですね。
これはダメ!お通夜でも履かない方がいい靴
お通夜や葬儀は何度も参列するものではないので、間隔が空くとついつい忘れてしまいがちになってしまいますよね。
先ほどはお通夜で履く靴という事で紹介させて頂きましたが、逆にどのような靴がNGなのかをこちらではご紹介していきたいと思います。
光沢のある靴
葬儀やお通夜の場では光り物はNGとされています。
素材としては、エナメルなどがあります。
※ワンポイント※
エナメル素材はNGですが、靴を磨いて出てしまう光沢は問題ありません。
つま先がとがってる靴は大丈夫?
つま先のとんがった靴もカジュアルな印象を与えるので、お通夜などに履いて行くのは控えた方がいいでしょう。
お通夜で茶色の靴は大丈夫?
ビジネスシーンでは茶色の革靴も幅広く使用されていますが、お通夜などの場においてはNGとされています。
ただ、
「仕事中にお通夜の連絡が入った」
などの急な場合なら、やむを得ないですが、なるべくなら避けた方がいいでしょう。
一つ余談ですが、黒にしなさいと言われるのにはこんな理由があるんです。
元々は、中国の春秋時代に秦の国の穆公が、喪中の折に攻められたが、
元々白は負けの印であった為、白の装束をわざわざ墨で染めて出陣した。
戦いには勝利し、そのまま帰還して喪を続けた事から喪服は黒になったとされる。引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1017205520
靴の柄は気にしなくていい?
革靴にもデザインや柄など様々な種類がありますが、お通夜や葬儀などの場合、動物柄やクロコ革などの靴は殺生を連想させてしまうので、履いていかないのが一般的なマナーとなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お通夜で気をつけたい靴のマナーということで紹介させていただきました!
お通夜や葬儀は年に何度も参列するものではないですし、1度参列して次が数年後ということもあります。
忘れやすいマナーだからこそ、曖昧にせずにしっかりと守っていきたいですね。