- 喪主の挨拶をする時ってカンペを見てもいいのかな?
- どんな内容を話せばいいのかな・・
こんな疑問に答えていきたいと思います。
この記事でわかる事
- 喪主の挨拶の仕方
- 喪主の挨拶でカンペは見てもいいのか
- 人前で話す時の緊張のほぐし方
この記事を読めば、お通夜や告別式での挨拶での悩みを解決することができます。
目次
通夜での挨拶の例文
本日はお忙しいところ、故人のためにお越しいただき、誠にありがとうございました。
故人は、1年ほど前から病に伏せ、昨日息を引き取りました。享年○歳でございました。
まだ、長生きしてほしかったという思いはありますが、入院中も普段通り、明るくおしゃべりな様子で最後まで幸せな人生だったと存じております。
皆様の生前のご厚誼に、深く感謝申し上げます。
なお、明日の葬儀・告別式は○時~○時となっております。
今晩は、本当にありがとうございました。
告別式での挨拶
本日は、ご多用にもかかわらず、ご会葬・ご焼香を賜り誠にありがとうございました。
お陰をもちまして葬儀・告別式も滞りなくすみ、これより出棺の運びとなりました。
生前は皆様のご厚誼にあずかり、最後まで明るく過ごせましたこと故人もさぞかし感謝いたしているここと存じます。
遺された私どもは未熟者ではございますが、変わらぬご指導ご厚誼を賜りますよう心よりお願い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。
本日はお忙しい中ご会葬をいただきまして、本当にありがとうございました。
お通夜や告別式の挨拶で使ってはいけない言葉
喪主の挨拶に限らず、ご不幸があった際には不吉とされる忌み言葉や、不幸を連想させる重ね言葉は使ってはいけません。
下記にまとめましたので通夜や告別式では使わないように気をつけましょう。
忌み言葉
- 落ちる
- 消える ・浮かばない
- 大変 ・四九 など
重ね言葉
- 度々
- 重ね重ね
- ますます
- 次々 など
丁寧な日本の言葉には「重ねて御礼申し上げます。」や「〜は大変喜んでおりました。」など忌み言葉が使われることが多いので注意しましょう。
喪主の挨拶はカンペを見ながらしてもいい?
結論としては、カンペを見ながら話してもOKです。
僕も喪主の挨拶をする際には、カンペをしっかりと見ながら話しました。
ただ、ずっとカンペを見続けるのは参列者の方にも悪いと思ったので、カンペを確認したら、その都度視線を前に向けるように心掛けました。
喪主の挨拶の時間はどのぐらい?
喪主の挨拶は、弔問へのお礼や生前のお礼をふまえ3~5分程度で簡潔に話しましょう。
通夜と告別式で喪主の挨拶の内容は変わる?
挨拶については「通夜」と「告別式」で大きく変える必要はないと言われております。
「通夜」とは本来、通夜は故人と親しかった人々が別れを惜しむ儀式で、夜の間灯りを絶やさずに、故人とともに夜通し過ごす儀式のことです。
現代では社会人でも参加しやすい夜に行われることから、間柄で線引きはせず会社の方なども参加されるようになっています。
「告別式」とは通夜の翌日、お坊さんが御経を読む「葬儀」行われた後、故人とゆかりのある人が別れを告げるために集まる日中に行われる儀式です。
全く同じものでも問題はありませんが、順序として「通夜」→「葬儀・告別式」となる点を踏まえ、文面を少し変えると、両方に参加している方への配慮となります。
挨拶の内容は主に3つで構成しましょう。
- 弔問へのお礼
- 生前のお礼
- 故人とのエピソード・これからのこと
人前で話すのが苦手な人が意識する2つのポイント
人前に立ち、話すのは誰であっても緊張するものです。
特に注目されるのが苦手な方は以下の2点を意識するとよいでしょう。
- 喪主は主役じゃない
- 参列者は悲しみを共有する仲間
1つずつ説明していきますね。
・喪主は主役ではない
通夜や告別式は故人のために行われるものです。
参列者も故人のために参列しています。
喪主はあくまで遺族の代表として挨拶をするだけですので、自分が注目されていると思わずに気を楽に保ちましょう。
・悲しみを共有している仲間である
「自分 対 大勢」という構図をイメージしてしまうと誰でも緊張します。
しかし実際には喪主を含め全員が「故人に別れを告げにきた人」です。
例え、喪主の方の緊張が見えていても、思いが溢れてしまっても、皆が同じ気持ちで集まっているので何も心配する必要はありません。
【まとめ】喪主の挨拶はカンペを見ながらしてもいいの?通夜と告別式での例文も紹介
喪主の挨拶は、すでに心労がたまっている中、使い慣れない言葉で話さなければならず、気の重い仕事の一つかと思います。
しかし、素直な気持ちをシンプルに話すことで思いは伝わるものです。
最近ではあまり細かく言葉を気にされない風潮もあるそうです。
最低限のマナーには気をつけて、自身の言葉で、参列していただいたことへのお礼、故人がお世話になったことへのお礼の言葉をお話しされるとよい挨拶になるのではないかと思います。