病院で亡くなった後の手続きや流れをわかりやすく解説!

葬儀

 

現在では、亡くなる時は75%が病院で亡くなるという統計が出ています。

 

かつて日本では自宅で亡くなるのが当たり前でしたが、今は病院で亡くなるのが当たり前の時代です。

 

施設などで亡くなる場合も増えているようですが、やはり病院が一般的のようですね。

 

今回は、病院で最期を迎えた時に遺族がするべきことや病院で行われることをまとめてみました。

 

病院で亡くなった際に行う6つのこと

 

身内が入院していて、いざという時、遺族はどのように対応すれば良いのでしょうか。

 

病院から出るまでの支度は、看護師さんなど病院の方にお任せすれば大丈夫です。

 

まずは家に帰れるように遺体の身なりを整えてくれるのですが、順番に見ていきましょう。

 

身内への連絡

家族の身内が同席していなかった場合には、病院から身内の代表者へ連絡が行きます。

 

病院では医師から死亡の宣告があり、死亡診断書を作成してもらいます。

 

その際は、あまり大勢でつめかけずに配偶者や子供、孫などに留めるようにしましょう。

 

いくら有事とはいえ、病院に大勢でおしかけてしまうのは他の入院患者のご迷惑になります。

 

辛い時ですが、他にも死に直面している方がいらっしゃるかもしれません。

 

そのような方への配慮ができると良いですね。

 

遺体は身支度が整ったら大抵はご自宅に戻ります。

 

数人は自宅に残って、遺体が帰ってくる際の準備をするようにしましょう。

 

末期の水 (まつごのみず)

仏教の儀式のひとつで、ご臨終された後に行われます。

 

お葬式においての最初の儀式と考えられています。

 

「死に水」ということもあり、個人の口に水をあげ喉の渇きを潤します。

 

※その由来※

 

お釈迦様が亡くなる直前に水を持ってくるように弟子にお願いしました。

 

鬼神がそれを捧げたというエピソードから、この儀式が広く浸透してたようです。

 

エピソードの通り、かつては亡くなる直前に行われていたようです。

 

※やり方※

 

茶碗、水、ガーゼ、割り箸を用意します。

 

今は病院で用意してくれるところも多いようですね。

 

割り箸にガーゼをはさみ、茶碗の水を含ませて故人の唇を潤すようにします。

 

これは臨終に立会った全員が行い、故人との血縁が近い人から順に行います。

 

エンゼルケア

臨終後の遺体に施す身支度のことをエンゼルケアと言います。

 

病院でのエンゼルケアは看護師が行うのが一般的です。

 

エンゼルケアの内容は、点滴後の処理や鼻や耳にガーゼをつめたりといった死後処置を行います。

 

以前はこのように簡単なものだけを行っていましたが、最近ではエンゼルケアを丁寧に行ってくれる病院がほとんどです。

 

病院での研修会や勉強会でエンゼルケアを学んでいる看護師も多くいます。

 

湯灌(ゆかん)・清拭

お湯で丁寧に遺体を拭き、アルコールで清めた後口や耳、鼻、肛門に脱脂綿を詰めます。

 

これは看護師がやるのが一般的です。

 

身繕い

遺体の着替えを行います。

 

病院では病院着を着ていることが多いので、故人の気に入っていた洋服などに着替えをさせます。

 

本来であれば白い着物で白装束をするのですが、病院では用意がないことも多いため自宅や葬儀場で白装束をするのが一般的になっています。

 

看護師の手を借りながら、遺族が行うのも良いでしょう。

 

ただし、夜間など看護師の手が足りない場合は、時間をかけられないため看護師がやる場合もあります。

 

死化粧

髪を整えて簡単にお化粧を施します。

 

長い闘病生活でお顔が変わってしまっている場合も多いので、必要であれば頬の内側に脱脂綿を含ませたりします。

 

女性にはお化粧をし、男性は髭を剃ります。

 

病院ではここまでしない場合もあります。

 

その時は自宅や葬儀場で葬儀担当の方に相談しながら行いましょう。

遺体の搬送や葬儀社の手配

 

遺族がまず初めにやらなくてはいけないことは、葬儀社の手配です。

 

亡くなった後は病院に長時間止まるのは難しいので、なるべく早く葬儀社の手配をしましょう。

 

遺体の搬送は自分達でできる?

遺体を自宅に搬送するのは、葬儀社にお願いするのが一般的になっています。

 

ですが、費用もかかるし…自分達でやっても良いのでは?

 

と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

実際に法律的には、問題はありません。

 

小さいお子様が亡くなった時などは、身内の方が抱っこして自宅に戻ることもできます。

 

ですが、実際には注意しなければならないポイントがいくつかあります。

遺体の搬送で気をつけるべき3つのポイント

※遺体搬送で気をつけるポイントその1※

 

万が一警察などに止められた場合は、トラブルになることも。

 

死亡診断書を必ず持参するようにしましょう。

 

※遺体搬送で気をつけるべきポイントその2※

 

亡くなると、死後硬直が始まります。

 

あまりに長い距離の移動になる場合はその体勢で固まってしまい、場合によっては棺に入らなくなることもあります。

 

横になった状態を保つようにしましょう。

 

※遺体搬送で気をつけるべきポイントその3※

 

ご遺体の状態によっては、体液が漏れてくる心配があります。

 

必ず防水シーツなどで包み、固定した状態で移動しましょう。

 

上記の注意ポイントを守るためにはストレッチャーなどで移動する必要があります。

 

ご自身で準備できる環境があれば、問題ありません。

 

ですが、ご遺体の搬送というのは上記のように難しいのが事実です。

 

業務として法律上認められた状態で行っているプロの葬儀社にお願いするのが間違いがなく、安全です。

 

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病院が紹介する葬儀社は断ってもいいの?

お亡くなりになった時に、まずしなくてはいけないのが葬儀社の手配ですね。

 

病院で亡くなった場合は、その病院で提携している葬儀社を紹介される事が多いです。

 

ですが、ご自身でお願いしたいところがあったり、決まった葬儀社がある場合はお断りしても全く問題はありません。

 

病院からの紹介の場合は看護師さんや事務の方が連絡してくれる場合もあります。

 

ですが、それをお断りする場合は身内の方から連絡を取るようにしてください。

 

また、急なことで葬儀社を決めかねている場合や、病院から急かされる場合もあります。

 

その場合は、病院と提携している葬儀会社に搬送だけお願いすることもできます。

 

ご遺体の搬送だけお願いしたい、という旨をはっきり伝えておくようにしましょう。

 

最初にきちんと伝えておかないと、結局葬儀もお願いしなくてはいけなくなった…ということになりかねません。

 

無駄なトラブルを防ぐためにも最初に「搬送だけ」ときちんと伝えておけば大丈夫です。

 

また、いざという時に焦らない為にも葬儀選びや、事前の見積もりなどはしっかりとしておいた方がいいですね。

 

 

 

病院で亡くなった後にする2つの手続き

 

病院でお亡くなりになった場合の手続きについてご説明します。

 

身内が亡くなると、想像以上にやるべきことや書類のやり取りが必要となってきますが、慌てずに病院の事務の方とやり取りをしましょう。

 

死亡診断書の受け取り

病院でお亡くなりになった場合、医師に「死亡診断書」を用意してもらいます。

 

亡くなってから7日以内に故人の登録住所のある市区町村に「死亡届」を提出する必要があります。

 

この時に必要になるのが「死亡診断書」です。

 

死亡診断書を一緒に提出しないと、死亡届を受理してもらえません。

 

また、保険金や遺族年金の請求時にも死亡診断書が必要になってきます。

 

コピーでは不可という場合がありますので、あらかじめ2通以上用意しておくといいですね。

 

病院からの遺体搬送時にも死亡診断書の携帯が義務ですので、必ず病院から出る時には死亡診断書を持っている人がご遺体と同乗するようにします。

 

死亡届・埋火葬許可申請

死亡診断書には死亡届が添付されていますので、それを持って亡くなってから7日以内に故人の登録住所の市区町村に提出します。

 

これは葬儀社の人が代行してくれる場合もあります。

 

遺族は葬儀の準備で大変なことも多いので、お願いできる場合はお願いすると助かります。

 

死亡届を出すと、市区町村から「火葬許可証」の交付があります。

 

これは火葬場を使用するために必要な書類です。

 

葬儀時に火葬を終えると、「埋葬許可証」が交付されます。

 

火葬場のスタッフから受け取るのですが、埋葬許可証はお骨の納骨時に必要な書類です。

 

四十九日に使用することが多いので、大切に保管するようにしましょう。

 

分骨を希望している場合は、分骨の数だけ証明書が必要になります。

 

火葬場で事前に希望すれば発行してくれます。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

身内が亡くなった場合には、思っている以上にやることが多いものです。

 

いざという時にあたふたしないように、心の準備や事前に出来る事はしておきたいですね。