終活にかかる費用ってどれぐらい?カウンセラーが詳しく解説!

終活

 

なんだか最近「終活」とか「エンディングノート」とか、流行っているようでちょっと気になる・・・。

 

私も始めてみたいけど、懐事情も気になって、なかなか始められない・・・。

 

と、言うわけで今回は学校では教えてくれなかった終活に関わるお金のお話です。

終活にかかる費用は基本的に0円

 

基本的に終活に関わる費用はゼロです。

 

なぜなら終活は「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ今をよりよく自分らしく生きる活動のこと」だからです。

 

終活の範囲は人によってそれぞれです。

 

終活の先駆けである終活カウンセラー協会では「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ今をよりよく自分らしく生きる活動のこと」をベースに介護・保険・年金・相続・お葬式と供養についてを学び、準備ができるようになることを目的とした終活カウンセラー検定を全国各地で行っています。

 

このほかにも行政や企業が主催する低価格のセミナーや数多くの団体が通信講座や認定講座を開催しています。

 

終活は同じように「しゅうかつ」といわれる就活、就職活動とは大違いです。

 

自分で調べ、準備をすることで費用が抑えられる分野も数多くあります。

 

自分の人生をよりよく生きるためには多少の経費もかかるもの。

 

しっかり抑えて賢く投資していきたいものですね。

終活にかかる6つの費用

終活にかかる費用は大きく二種類に分けられると思います。

 

まずは生前にかかる費用、そして亡くなった後のかかるものです。

 

ここではさらに6つに分けて細かく解説していきたいと思います。

 

エンディングノート

終活といえば「エンディングノートを書く」というくらい終活には欠かせないこのノート。

 

無地のノートにイチから書きだす方もいれば書店に並んだノートを手にする方もいます。

 

また、終活に関するイベントやセミナーでの無料配布や銀行、保険会社、最近では市区町村でもオリジナルなものを作成し配布されるようになってきました。

 

そのため内容や価格に大きな幅があり、一概にいくらかかるとは言えないようになってきました。

 

書籍でのエンディングノートは800円から3000円程度、パソコンなどで編集できるソフトでは2500円から7000円程度が売れ筋のようです。

 

こだわりのノートになると10000円を超える価格のものもあり、じっくり選んで決めたいものです。

 

エンディングノートとは一度書いたらおしまいではなく、誰にあてて書くのか、何を目的に書くのかよって書き分けたり、日々移りゆく心と体の変化に応じて書き直すことが重要です。

 

そのため、最初から高額なものを購入するのではなく、無料配布されているものや低価格のものを一度書いてみることをお勧めします。

 

そのようなエンディングノートは項目が絞られ、書きやすく構成されているため、手始めにはもってこいの構成であることが多いのです。

 

また、エンディングノートの書き方セミナーなどもあり、多くのセミナーでは受講するとエンディングノートがついてきて、書き方を教えてもらえます。

 

また、書き方に困る項目を熟知している講師が担当しますので事前の講義の中でその点についての解説が受けられるのもうれしいところです。

 

世界に1冊のあなただけのオリジナルノートを作ってみてはいかがですか?

 

葬儀費用

終活を始めるきっかけを問うと多くの方が「死んだ後に残された家族に迷惑をかけたくないから」という答えが返ってきます。

 

その多くが葬儀のことを指すように感じます。

 

現在では家族葬が主流になってきましたが、家族葬にも欠点があります。費用だけでは語りきれない葬儀について解説していきます。

 

葬儀は規模が大きくなるほど費用がかかります。

 

そして、祭壇や棺などの種類によって費用が異なります。

 

最後に、参列者の数によっても費用が異なります。

 

まずはこの3点を押さえておきましょう。

 

よく、家族葬は費用が安いからとか、葬儀はお金がかかって大変という言葉を耳にしますが、その真相はどうなのでしょうか?

 

この質問に葬儀の専門家は回答に困ると言います。

 

なぜなら家族葬でも祭壇や仏具、棺などにこだわると普通の葬儀費用より高くなることがあるからだそうです。

 

それなのに生前の交友が多かった個人ですと会葬者が多く、家族葬で葬儀を済ませてしまったために会葬できなかった人が後日自宅に押し寄せて対応に苦慮し、葬儀にすればよかったというケースが数多くあります。

 

一般的な葬儀の相場は接待飲食を含めると200万円程度。

 

地方によって会場費や接待の風習などが大きく異なるため250万円程度と考えておいた方がよいでしょう。

 

家族葬についてはこちらで詳しく解説しています。

 

関連記事:家族葬のマナーと流れを紹介!費用とどこまでが呼ぶ範囲かを解説!

 

お墓の準備

最近は「墓じまい」なんていう言葉も耳にするようになってきました。

 

高齢化や晩婚化、核家族化などを背景に先祖代々のお墓を守り、伝えていく墓守(はかもり)を担う役割を果たせる人が居なくなったことも要因の一つとしてあげられます。

 

一方でペットと一緒に入れるお墓や趣向を凝らした墓石など、夏の世の怪談物語に出てくるようなお墓のイメージとはだいぶ様変わりしてきました。

 

また、海洋散骨や樹木葬、共同墓地など埋葬の方法や供養のかたちなども時代の流れと共にずいぶん変わってきました。

 

一般的なお墓の相場は葬儀と同様250万円程度。

 

しかし墓石の種類や立てる場所、維持に関わる諸経費などによって多きく前後し、100万円以下で建てたという方から墓石や灯篭、立地などにこだわったら500万円以上もかかってしまったという方まで。

 

まずは先祖代々のお墓があるのか、どこにあって誰が管理しているのかを確認してみましょう。

 

そのうえで、自分はどこに入りたいのかを考えてみてはいかがでしょうか。

 

遺品整理

大切な人が愛用していた多くの物。

その整理もまた残された家族にとっては大仕事です。

 

断捨離やミニマリストなどの流行により今の現役世代から団塊の世代あたりでは物をあまり持たない生活をする人が増えてきました。

 

一方で年齢を重ねるごとに人との関わりが少なくなるせいか、ものに囲まれた生活を次第に好んだり、長年の生活の中で愛着がわいた物への執着や依存、認知症の周辺症状による収集などにより物が増えてしまう方も少なくありません。

 

また、年齢による体力の低下が片づけをさらにおっくうにさせてしまいます。

 

そのような背景から残される多数の遺品は単身赴任の引っ越し1回分にも相当する量ともいわれます。

 

廃棄するにも費用がかかり、運び出すのも一苦労です。

 

最近は遺品整理士認定協会が認定する遺品整理士資格もあり、適正な価格と品質が保証されるようになってきました。

 

廃棄する物の数やお部屋の広さ作業にかかる人数や時間、使用する車両によっても料金に差が出るため平均額が出せませんが、自分で行う場合にかかる経費の2倍はかかるとみて間違いなく、中にはいまだに法外な値段請求をする会社もありますので事前に見積もりを取り、高齢者の場合1人で相談に行くことは避けた方が無難でしょう。

 

医療費や介護費

平均寿命は年々伸びていく一方ですが、なかなか伸び悩むのが健康寿命です。

 

現在、日本人男性の平均寿命は80歳、女性は87歳といわれています。

 

介護などを受けずに日常生活が送れるとされる健康寿命は男性が72歳、女性が74歳といわれ、寿命との差が大きいのが気になるところです。

 

生活習慣病などにより日ごろから医療費がかかる方もいますが、日本の医療費の多くが健康寿命から平均寿命の間にかかるものと指摘されています。

 

国の施策としても介護予防事業やメタボ検診など健康寿命を延ばすことを目的としたものが多くあります。

 

国民皆保険制度により医療費や介護費などは収入や年齢などに応じて1~3割で受けられるものが多く、高額医療費に対する助成などもあります。

 

しかし、長期にわたる入院や終わりの見えない介護にかかる費用は気になるところ。

 

生命保険や年金保険などを上手に組み合わせて備えること、そして日頃より心身ともに健康でいられるように充実した日々を過ごしていきたいものですね。

 

遺産相続

何かと争いごとの多い遺産相続。

 

少額の相続でも訴訟までもつれることをご存知でしたか?

 

また、相続税や贈与税に関する法律の改定も多く、また表記がわかりにくいため、出来れば避けて通りたい気持ちにもなってしまいます。

 

少額の相続で一番困るケースが分けられないものを分けなければいけないとき。

 

つまり、家や土地を相続するときです。

 

お金や貴金属などは分けることができますが土地や家を分割することは複数所有している場合などを除いてほぼ不可能です。

 

また居住権に関する法律も改正され、相続がさらに難しくなったケースも少数ですが出てきているようです。

 

その背景には分けられないがゆえに家や土地を売却し現金に換え、それを分配相続したために住むところを失った人を救済したい意図があるようです。

 

また、家や土地を相続しても相続税を払えないがゆえに売却・・・という選択を迫られる方もいるようです。

 

相続だけでなく生前に贈与する方法もあり、税金のかからない基礎控除額も改正されてきていますので、気になる方は国税庁のホームページや市区町村などで開催される無料の相談会などで調べてみてはいかがでしょうか。

 

終活費用の総額は人により変わってくるもの

ひとくちに終活といってもその幅はとても広く、終活を行う人によって目的や意義は様々だといえそうです。

 

人は生まれた瞬間から死に向かって歩んでいきます。

 

その中で何を大切にし、何のために生きるのか、日々の生活が人生の課題の答え探しであり、終活もその課題の中の1つの問いに過ぎません。

 

エンディングノート一つにしても0円から10000円超とその幅が大きいのも納得できます。

 

平均額では言い表せないものがそこにはあり、お金に代えがたい価値がそこにはあります。

 

お金をかけた終活だから良いエンディングが迎えられるかと問われたらその答えには残念ながら「ハイとは言えない。」と思います。

 

そのため、ここではあえて、総額がいくらなのか、平均がいくらなのかはお伝えしないことにします。

 

あなただけの、たった一度の人生です。

 

プライスレスな価値のある人生にしていただけると幸いです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

終活カウンセラー協会の定義では、終活とは「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ今をよりよく自分らしく生きる活動のこと」をさします。

 

エンディングノートというツールを使って自分自身の棚卸作業をしてみましょう。

 

どんな人生でしたか?

残したいものは何ですか?

伝えていきたいものはありますか?

もしもの時はどうしてほしいですか?

 

そして、これからの人生はどんなことに挑戦し、どのように暮らしていきたいですか?

 

その答えを見つける作業の過程で葬儀やお墓、相続や医療、介護に関することが必ず出てくると思います。

 

備えあれば憂いなし。

 

わからないまま、不安を抱えたままの人生よりも、ある程度の見通しが立っている人生の方が生きやすいのではないでしょうか?

 

不安な時間はより良く生きるために向き合う時間へ、ぜひ換えて行ってくださいね。