元気なうちから始める!こじらせない「死に支度」の著者であり、私の師匠でもある、一般社団法人 終活カウンセラー協会代表の武藤頼胡さんの現在の生きざまそのものが、まさにこの記事にふさわしいと思っています(納得のその理由はこの本に載っています)。
が、世間一般の40代独身女子が武藤代表のようにがっつり終活をすぐに始められるはずもなく・・・。
と、いうわけで、
今回は生活習慣ならぬ終活習慣のすゝめ、です。
目次
40代の独身女性が始める終活は何がある?
おめでとうございます。
と、いきなり言われても何がめでたいか分からないソコのおねぇさん♪
ねぇねぇ、知っていましたか?
あなたが今ここを生きる、生きていく人生の中で「今この瞬間が一番若い」と、いうことを。
「若気の至り」なんて言葉は通用しなくても「若いからこそできること」は山ほどありますよね?
私も所有している終活カウンセラーの最年少は当時10代半ばとのこと。
ティーンエイジャーだって取り組める終活、ということですよね?
そろそろ勘のいいおねぇさんなら、気がついていただけると思います。
では僭越ながら、30代ド真ん中の終活カウンセラーがものすごーく先を、どこまでも突っ走っていく、みんなの憧れ武藤代表の軌跡を終活初心者の40代女子が迷子にならずついていけるように解説していきたいと思います。
今回は「今すぐ始めてほしい」から、以前好評だった「0円終活」整えましょうバージョンでお届けしていきます。
手軽に始めるなら断捨離から!
「終活=(イコール)断捨離」みたいな風潮がありますが、終活における断捨離の目的は捨てることではありません。
では、何が目的で断捨離するのでしょうか?
私は冒頭、あなたが今ここを生きる、生きていく人生の中で「今この瞬間が一番若い」と言いました。
実は、断捨離はとってもエネルギーを使う作業なのです。
なので、若いうちに断捨離を一度しっかり行い、そしてその状態を維持する習慣をつけてほしいのです。
それが終活における断捨離の真髄であり、その習慣こそまさに終活習慣なのです。
では、終活における断捨離の目的はなんだと思いますか?
それは「残すもの、伝えるものの選別」にあります。
あなたはどんなものに囲まれてこれからの人生を送っていきたいですか?
あなたはどんな人生を歩んできましたか?
そしてその人生の中で伝えていきたい何かはありませんか?
そんな視点で、ぜひご自身の周りや自分自身の中を見つめていただきたいと思います。
すると、不思議と目が行くところ、心がときめくところって、あると思うんです。
きっとそれはあなたにとって「これからも必要なもの」だったり「あなたを支えてくれるもの」だと思うんです。
断捨離は人生の宝探し。
心ときめくものたちだけに囲まれる生活はプライスレス。
でも断捨離は0円で始められます。
やって損はしない終活習慣の1つ、ではないでしょうか?
関連記事:終活で出た親や自分のアルバム整理はどうする?処分の仕方や残す方法を紹介!
保険の見直しも大切
これはちょっとお得な情報が舞い込んできそうな終活習慣です。
おねぇさん、最後に保険を見直したのはいつですか?
一口に「保険」と言っても生命保険に始まり損害保険、賠償保険、地震保険、火災保険、介護保険、健康保険、雇用保険等々、多種多様ですよね。
介護保険と健康保険(国保、社保など)雇用保険は、収入に応じて担当の管轄が「とりっぱぐれないように」自動的かつ定期的に見直してくれているので、ここでは除外します。
おそらく、世間一般的に「保険」というと「生命保険」を想像することが多いと思います。
ですので、ここでは生命保険という意味で保険と言っていきます。
もう一度聞きますね。
おねぇさん、最後に保険を見直したのはいつですか?
保険は同じプランでも切り替えのタイミングや種類によって保険料が変わったり、制限がつくことがあります。
それはなぜでしょう?
それは同じプランでもリスクが違うからです。
年齢が上がるほど、持病の数が増えるほど、その傾向が高くなるのはご理解いただけると思います。
中には「加入できない」事態にも。
そして、保険に欠かせないのは「受取人」です。
入院保険等であればおそらく受取人はご本人だと思います。
が!死亡保障の場合、受取人はあなた以外の誰かになっていると思います。
おねぇさん、受取人、誰ですか?
その人は自分が受取人だと知っていますか?
保険金は請求しないと受け取れない仕組みになっています。
そして相続の対象でもあります。
自分が指定した人にきちんとお金が渡り、自分が思い描いたように使ってもらえるよう、ぜひ受取人に、ちょいちょい伝えてほしい3つのこと、覚えておいてください。
それは「私は○○保険にあなたが受取人の死亡保険に入っている。その保険金は○○に使ってほしい」あなたの大切な財産を正しく伝える終活習慣。
人間は忘れる生き物です。
だから、一度だけでなく、ちょいちょいなタイミングで伝え続けてくださいね。
口座やカードの整理はしてる?
私はカードを3つに分けて収納しています。
1つはお財布。
・銀行口座
・クレジットカード
・ポイントカード
・診察券などのうち、よく使うものを厳選して入れています。
ポイントカードは半年使わないものは持ち歩き用カードケースへ1ランク降格です。
2つめはカードケース、持ち歩き用。
主に診察券やポイントカード類が入っています。
1年以上使わないものは自宅保管用へ1ランク降格です。
そして3つ目はカードケース自宅保管用。
ここには預金のためだけの口座や口座用の暗証番号カード、ふだんは使わないクレジットカードなど、泥棒さんに持って行かれると結構痛いものと、1年以上使っていない断捨離予備軍カードが入っています。
「カードお作りしますか?」に「はい」と反射的に言ってしまう私がたどり着いたカード管理方法です。
管理のコツは「カードケースは絶対に増やさない」こと。
大体のポイントカードは最終購入日から1年が過ぎるとポイントが消滅してしまいますよね?
そこを見届けてもなお心ときめくカードは自宅保管、ときめかなかったものはお別れします。
自宅保管カードケースは時々見直し、1年以上使っていないクレジットカードも解約するようにしています。
こうすることで無駄な年会費の節約にもなります。
ネット(IDやパスワード)の管理はバッチリ?
ねぇねぇ、おねぇさん。
あなたはスマホやパソコンを残して死ねますか?
もし「NOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」というくらいヤバい方はデジタル終活のセミナー受講をお勧めします。
が、そうなる前に0円でできる終活習慣、教えちゃいます。
パソコンの中のデータやクラウドの中のデータのうち、自分が死んだら引き継いでほしいもの、ありませんか?
あと、Fxや自動課金のアプリやソフト、ネットバンキングなどお金に絡むものはありませんか?
ブログやSNS、していませんか?
とりあえず、この質問に引っかかりそうなものは洗い出して一覧にしてみましょう。
そしてそこにログインできる情報と、誰にどうしてほしいのかを記入しておきましょう。
また、パソコンとスマホにもアクセスできるようにパスワード等を合わせて記入しておきましょう。
これらは新たに始めた(ブログデビューとか、アプリの新規取得)タイミングやパスワード更新時等で更新し、年1回程度は見直しておきましょう。
実はこれも相続に関係してきますので、最終更新日も残しておくと確実です。
手間かもしれませんが、ぜひデジタル終活も終活習慣の1つとして取り入れていただきたいと思います。
40代の独身女性が終活して得られるメリットは?
ふふふ。おねぇさん、あなた少し老けましたね?
ここまで読んだ分の時間だけ、老けましたね?
何を隠そう、タイピングの遅いことで有名な私は、この文章を書いている間に1時間分ほど老けました。
あなたが今ここを生きる、生きていく人生の中で「今この瞬間が一番若い」私たち。
頑張ったらその分得したいと思うのは当たり前・・・ですよね。
心に余裕ができる
あなたは夏休みの宿題、どうやって片づけてきましたか?
先にやっつけちゃう派?
計画的に進める派?
最後まで温存派?
私は最後まで温存派、後半追い上げ型です。
でも、これが一番心と体のエネルギーを消耗します。
「いつやろう?」
「そろそろヤバいかな?」
「やべ、間に合わないかも・・・」
先にやっつけちゃう派、計画的派は悠々過ごすであろう、夏休みの終わり。
私はいつもあせっていました。
この夏休み、人生に変換するとどうなるでしょう?
あなたの人生における様々なタスク。
どう処理していきますか?
先を見越して心配になったり、気になってこのページにたどり着いたおねぇさんならきっと、この先の言葉は不要だと思います。
ねぇねぇ、おねぇさん。
終活、いつするの?
人生のリセットができるのは40代まで
人生のリセットボタンはいつでも押せる。
そう思っていますが、心身ともに充実しているのはやはり壮年期ではないでしょうか?
「40歳は初老」ともいわれ、「老年期への扉が開くとき」でもあるのです。
そして追い打ちをかける事実をもう1つ。
日本人ならこの家族を知らない人はほとんどいないと思われる「サザエさん一家」ですが、その中の1人、磯野フネさんの年齢をご存知ですか?
実は48才なんですよorz
言葉や概念は時代とともに変わっていきますが、こう考えると、「人生のリセットができるのは40代」というのも、うなずけてしまいますね。
まとめ
いかがでしたか?
終活初心者のおねぇさんに贈る0円終活から始める終活習慣のすゝめでした。
心ときめくものたちだけに囲まれ、隙間時間などを使いカードの見直しやデジタル終活に取り組む。
自分の財産を正しく相続してもらうために、ちょいちょいなタイミングで伝え続けていく。
これってまさに生活習慣だと思います。
今が一番若いおねぇさんに、ぜひ、今から始めてほしい終活に取り組む習慣。
始めてみませんか?
最期まであなたらしくあるための「終活習慣」を。
関連記事:親に終活を勧めるにはどうすればいいの?終活カウンセラーが紹介します!