終活の一貫で片付けしてたら着物が出てきたんだけど、捨てるのは勿体無いし・・・。どうしましょう・・。
エンディングノートを書くだけではない終活。
今回は思い入れの品お片付けシリーズ着物編としてお届けします!
産着や七五三、晴れの日の振袖、子供の門出を祝った時のお着物など、1着ごとに思い出が詰まっていると思います。
大切なものだから、大切に扱いたい。
そんなあなたの思いにお答えしていきます。
目次
着物は捨てるに捨てられない
着物って安いものじゃないから捨てられないのよね。
1着ごと愛着がある着物。
最近ではプレタと呼ばれる、すでに出来上がっている既成の着物や洗濯機で洗える素材のお手軽な着物が増えてきました。
しかし着物は基本的には反物と呼ばれる生地から選び、サイズを測りオーダーメイドで仕上げます。
産着は女の子なら3歳、男の子なら5歳の七五三の時に少しの手直しでまた着せてあげることもできます。
振袖は婚姻を境に留め袖と言われる浴衣のような袖の長さほどの着物に仕立て直して訪問着として着ることもできます。
そんな1着だからこそなかなか捨てられないのもまた事実。
捨てたくない大切な着物たち。
捨てる以外の方法をまとめてみました!
ぜひ、大切な着物を手に取ってじっくり検討してみてください。
処分するよりは再利用してもう方がいい?
我が家には女の子に代々受け継がれる七五三の着物がありました。
1組の着物を何人の女の子たちが袖を通してきたかわからないほどです。
もちろん私もその着物を着た1人です。
時代とともにデザインや色使いも変わってきています。
サイズが合わない、色や柄が自分には合わない。
でも、あの人なら着てくれそう。
そんな着物があったらまずは着物の状態を確認してみましょう!
シミや色あせ、生地の痛みやほつれなどはありませんか?
この時の確認はまるで買い取り査定人のように、少しのキズやシミも見逃さないつもりで行いましょう。
そこで問題がなければ着てくれそうな人に打診してみましょう。
しまうときにクリーニングをしてあるとは思いますが、可能ならばもう一度クリーニングに出して、きれいな状態でお渡ししたいものですね。
もし、多少の手直しが必要な状態なら着てくれそうな人へ打診をする前にお直しの料金を調べておきましょう。
そのうえで、お直しをしてでも着てくれるのかを確認してみて下さい。
好意で差し上げる着物です。
双方が気持ちよく受け渡しができたら着物もきっと喜んでくれることでしょう。
また、リメイクをして着る方法もありますね!
遠方に住む私の母は着なくなった自分の着物を作務衣に作り替えて私の子どもたちに送ってくれます。
最近では着物から洋服に作り替えるための本が数多く出版されています。
そのほとんどが型紙付きで、「お裁縫初心者でも作れる」とか「直線縫いだけでできる」など、作りやすさにこだわって書かれています。
自分で着てもよいですし、誰かにプレゼントしてもよいですね。
リメイクを通じて着物に思いをはせ、これから着る人へ思いをはせる、そんな時間もステキだと思います!
売却するのも1つの方法
状態はいいけど、着てくれそうな人がいない。
リメイクする時間や腕もない。
でも捨てられないし、このまま手元に置いておいても虫干しなどの管理ができるか不安。
そんな時は売却することも検討してみてはいかがでしょうか?
この時のポイントは「この着物の価値がわかっている人が行うこと」
つまり、あなたの着物なら、あなた自身の手で売却をすることです。
よく「形見分けされた着物の処分に困る」「亡き祖母の着物を売却したら少額にしかならなかった」
といった話を聞きます。
これではせっかくの着物も浮かばれませんし、果たしてこの着物に対しての正当な評価がされたのかどうかさえも分からないままです。
ですので、この着物の本当の価値を知る人の手で売却をしてほしいと思います。
売却することに抵抗がある方もあるかもしれません。
しかし、たくさんの着られない着物を抱えているよりも今着られるものを残し、あとは気持ちよく売却し、そのお金で手元に残った着物を洗い張りに出したり、その着物にあう帯や小物を新調したりするのもいいかもしれませんね。
売却の方法は大きく分けて3つあると思います。それぞれに長所短所がありますので、その点についても確認していきましょう。
売却方法① リサイクルショップ
最近では箱に詰めて送るだけでOKとか、出張査定をしてくれたり、LINEなどで写真のみの一次査定をしてくれたりと便利になってきています。
しかしその一方でトラブルも増えてきています。
リサイクルショップではほとんどの場合、実店舗を有しており、買い取りから販売までに人件費等の経費が掛かるため、なかなか満足のいく金額が出にくいのが実情です。
また、着物の買い取りには生地や種類の知識がある程度求められるため、着物の扱いそのものが不得意な店舗もあります。
そのため、リサイクルショップで買い取ってもらう場合にはなるべく着物の取り扱いの多いところを選びましょう。
その店舗に着物がどれくらい並べられているか、どのような値段がつけられているかなどで見分けることができるでしょう。
また、小物だけでなく、帯や草履、バックなどといった小物も併せて並べられているかもチェックポイントです。
複数のお店で査定してもらうことはもちろんですが、決断を迫るような口調で話をしてくるお店も時折あるようですので、不安な場合には1人で出向かないようにしましょう。
とはいえ、一度に複数点売却する場合、査定が上乗せになる店舗もありますので上手に利用し、しっかり評価してもらいましょう。
売却方法② ネットオークション
ネット環境が整っているようでしたらご自身でオークションに出す、もしくは誰かにお願いして代行してもらうのもよいかもしれません。
また、西城秀樹さんの会葬のお礼の品で話題にもなりましたが、ネットオークションの代行業というもあります。
どの手段でオークションにかけるとしても、やはり「この着物の価値がわかっている人が行うこと」そして「品物にふさわしい金額の設定をきちんとすること」が大切だと思います。
リサイクルショップとは違い、ネット環境さえあればご自身での出品も可能なため販売にかかる経費の心配がありません。
そのため納得のいく価格での売買がしやすく、しかも買う側としても経費分の上乗せがないため比較的安価での購入が可能です。
ただ、お店とは違い個人間でのやり取りとなりますので出品から売上金の管理、商品到着まですべてが自己責任となります。
初めてのオークションなどの場合には経験者に相談しながら挑戦した方が無難でしょう。
オークションの場合、顔こそ見えませんが、落札してくれた人へお渡しするところまでを行うことができます。
思い入れの強いものであればオークションでの売却の方が良いのかもしれませんね!
売却方法③ 専門の業者に買取りをお願いする
「着物の価値が分からない」
「オークションなどの難しいことはちょっと・・・」
という人も中にはいるはず。
さらに、
・シミがある
・ほつれや破れがある
・年代物で状態が悪い
・帯などが足りない
このような場合はオークションやリサイクル業者も引き取らない事が多々あります。
もしも手放したいと思っている着物が上記のような状態なら、着物の買取を専門としている業者さんを頼った方がいいでしょう。
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無料査定はもちろんのこと、査定に伺う出張料なども一切発生しません。
「この値段で買取してもらうのはちょっと・・・」
という場合もありますよね。
そういう場合のキャンセル料も一切発生しません。
「他店より1円でも高く買取ます!」
という事をモットーにしているので、売れるかどうか分からない様な着物でもしっかりと値段をつけて貰えます。
中尾彬ご夫妻が利用しているということもあり、CMなどで観た事がある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
査定方法も2種類あって、訪問査定、宅配査定のどちらかから選ぶ事ができます。
訪問査定の場合、いい様に言いくるめられてしまわないか心配・・・。
この様な悩みがあってなかなか踏み出せない方もいる様ですが、こちらの口コミをご覧ください。
幅広い年代の方から支持を集めていることと、査定に出した方達の驚きと喜びがとても伝わってくると思います。
1番良くないのは、ご自身で勝手に売れないと判断して処分してしまうことです。
大切な思い出などが詰まっている着物ですから、やはり大切に扱って貰えるところに引き取って貰えるのがいいですよね。
もしかするとリサイクル業者やオークションに出すよりも高値で引き取って貰えるかもしれません。
査定するまでの手順や必要事項など詳しい内容は公式サイトをご覧になってみてください!
まとめ
思い入れの品お片付けシリーズ着物編、いかがでしたか?
1着ごとに思い出が詰まっている大切な着物。
今、目の前にある着物の価値がわかっている人がその着物のその後を考えましょう。
差し上げるときはお互いに気持ちよく、売却する場合にはその価値を適正に評価してもらえるように心がけましょう。
よく「断捨離」という言葉で表現されたりもしますが、終活の場合は「これからの生活を豊かにしてくれるものを見極めて、残す」という表現の方が合っている気がします。
ものを持たないミニマムな生活とまでは言いませんが、あなたにとって必要なもの、これからも使っていけるものを取捨選択してみてください。
そして手元に残ったあなたにとってかけがえのない物たちに囲まれて、心豊かな生活を送っていただきたいと切に願っています。