葬儀はお坊さんを呼ばなくてもいい?僧侶なしの葬式のメリットとデメリットを紹介!

葬儀

 

皆さんは葬儀を執り行う際、何故お坊さんを呼ぶのかご存知でしょうか?

 

日本の葬儀の大半は仏式の葬儀で執り行われ、必ず菩提寺ないし葬儀社からお願いされたお寺のお坊さんを呼んで葬儀を執り行います。

 

しかしそこで疑問に思うことが出てきませんか?

 

「お坊さんは必ず呼ばなければならないの?」という疑問です。

 

近年は檀家制度の意識も薄れ、多くの日本人が自分の家がどういった宗派の家系なのか知らない人も多くいます。

 

そういった方々は普段から宗派の教義に触れていない為、葬儀にお坊さんを呼ぶことに抵抗のある方が多いようです。

 

今回はそんな疑問にお答えすべく解説をしていきます!

 

※この記事で分かること※

お坊さんは本当に呼ばなくてもいいのか、お坊さんがいなくても葬儀が執り行えるのか、お坊さんを呼ばない葬儀のメリット・デメリットなどを詳しく解説していくので、是非参考にしてください。

葬儀にお坊さんを呼ぶのは宗教的儀礼の場だから

 

お葬儀にお坊さんを呼ぶのはなぜか?

 

それは葬儀という場が宗教的儀礼の場であるからです。

 

昔から多くの日本人は何処かのお寺の檀家の仏教の修派に属するのが当たり前でした。

 

その為、葬儀を執り行う際は菩提寺(檀家になっているお寺)や各宗派にあったお坊さんにお願いして葬儀を執り行っていました。

 

仏式で葬儀を行うのが多く、昔から葬儀の際は必ずお坊さんをお呼びして葬儀を執り行うというのが当たりまえとなりました。

 

形式的にお坊さんを呼ぶことが当たり前となっています。

 

しかし教的観点から見てお坊さんを呼ぶ意味はご存知でしょうか?

 

葬儀の際にお坊さんに読経(お経を読んでもらうこと)をお願いしますが、この読経にはちゃんとした意味があるのです。

 

故人が亡くなりあの世に行くとあの世で49日間をかけて旅に出ます。

 

その旅で故人が不安にならないように、故人のあの世での安寧を願い読経は読まれるものです。

 

お坊さんが葬儀に呼ばれる理由は故人のあの世での為でもあり、また遺族が安心して故人を見送れるようにする役目があり葬儀にお坊さんをお呼びします。

葬儀はお坊さんなしでもできる

 

上記では形式的な意味と宗教的な意味でのお坊さんの必要性をご紹介しました。

 

ここからは葬儀にお坊さんを呼ばなくても葬儀ができるのか解説していきます。

 

結論から言えば、お坊さんがいなくても葬儀は執り行えます。

 

近年では多くの日本人が葬儀になるまで自分の家系の宗教・修派を知らない場合が多く、宗教的儀礼で執り行う葬儀に対し疑問が出てきている現状です。

 

そういった声を葬儀社も取り入れ、無宗教で葬儀を執り行うサービスを提供し、徐々にこういったケースの葬儀が現在増えてきています。

 

こういったお坊さんや宗教的儀礼を行わない葬儀を自由葬といい、新たな形として世間では受け入れられています。

 

ではこれから詳しくお坊さんを葬儀に呼ばないメリット・デメリットを解説していきましょう。

 

お坊さんの呼ばない葬儀のメリット

まずお坊さんを呼ばない葬儀のメリットからです。

 

お坊さんを呼ばないということは自由な形で故人を見送る事ができます。

 

故人が生前にどういった葬儀にして欲しいかや、故人を見送るのにどういった葬儀が一番いいのかを考え実行できるのが自由葬の最大のメリットでしょう。

 

例えば故人の趣味に合わせた葬儀や、これまでの様式に囚われない形の葬儀、斎場で葬儀を執り行わず斎場以外で葬儀を執り行う形といった自由な葬儀を自由葬では行えます。

 

宗教教義に囚われない葬儀では、故人の意向や遺族・親族の意向に沿った形で葬儀を執り行えるので、こういった形の葬儀様式選ばれるのかもしれません。

 

また、葬儀でお坊さんをお呼びしないということは、葬儀以外にかかる費用を抑えることが出来ます。

 

一度お坊さんを呼んで葬儀を執り行うと、戒名料・開眼供養量などお布施の費用がかかることはご存知のところでしょう。

 

それを抑えることができるというのは非常に魅力的なメリットと言えます。

 

他にも葬儀時間の短縮など、宗教的儀礼がないことで遺族の負担も大きく軽減できる為、葬儀にお坊さんを呼ばないという選択肢はお勧めです。

お坊さんを呼ばない葬儀のデメリット

次にお坊さんを呼ばないで葬儀を執り行った場合のデメリットを解説しましょう。

 

最大のデメリットは、納骨と菩提寺との関係です。

 

元々どこかのお寺の檀家であった場合、菩提寺を無視して葬儀を執り行う形になります。

 

こうなっては菩提寺との関係が心配になるでしょう。

 

また、そのような状態で菩提寺のお墓に入るというのは都合がいいようにも思えます。

 

先祖代々続いてきた菩提寺との関係を無視して葬儀を執り行ってしまうので、故人の遺骨を納骨できるか分かりません。

 

お寺側からすればお寺の教義に則って葬儀を執り行っていない遺骨を納骨するには難色を示すでしょうし、そういった遺族との付き合いというもの考え物です。

 

そうなった場合、納骨を拒否する、もしくは菩提寺の教義に則りもう一度葬儀を執り行ってからでないと納骨できないという可能性も出てくるでしょう。

 

また自由葬が増えているといっても、まだまだ世間では自由葬で葬儀を取り行う数は少なく、自由葬に対する理解も微妙なところです。

 

もしかすれば非常識と思われる可能性も出てきます。

 

習慣や慣例を重んじる日本人の気質を考えれば、習慣や慣例を無視した自由葬そのものがデメリットと言えるでしょう。

 

お坊さんの居ない葬儀で気をつけたいこと

 

ここからはお坊さんを呼ばない自由葬で気をつけたいことを解説していきたいと思います。

 

まず気をつけたいこととして、故人の意向です。

 

生前、故人が自由葬を望んでいれば問題ありません。

 

しかし故人が生前にお坊さんを呼んでの葬儀を望んでいるのにも関わらず、遺族や親族の勝手で自由葬にするのは故人の意向に反しているので絶対にやってはいけない事です。

 

また遺族は勿論ですが、葬儀に参列する遺族の理解も得なければなりません。

 

お坊さんを呼ばない自由葬をスムーズに執り行うためにも故人の意向をしっかりと伝えた上で、葬儀を執り行うようにしましょう。

 

次に気をつけたいことが予定している葬儀の内容が斎場で行えるかということです。

 

故人の趣味に合わせた葬儀の場合、その内容の如何によっては葬儀そのものを執り行えない可能性が出てきます。

 

例えば故人の趣味が映画鑑賞で、故人が最も愛した映画を上映する葬儀を予定しているとしましょう。

 

その場合、音響やスクリーンの関係、斎場を真っ暗にする必要が出てくるので暗転にするための準備など、同じタイミングで葬儀をしている方への迷惑や斎場への迷惑を考えた場合、こういった内容の葬儀が出来るか否かわかりません。

 

斎場で葬儀を執り行う場合、周りにも配慮しなければならいので奇抜な葬儀内容では葬儀そのものを執り行えません。

 

こういった事情を考慮し、予定している自由葬の内容を葬儀社や予約した斎場に相談し、できるか否かの確認を取る必要があります。

 

他にも伝統的な葬儀に慣れている人への配慮は気をつけねばなりません。

 

特にご高齢の方などは「葬儀とはこうあるべきだ」という意見を持っている方も多いので、葬儀の案内を出す時点で自由葬の告知と、自由葬に対する理解を述べておくことをお勧めします。

 

他にも上記で挙げたデメリットである菩提寺との関係もあるので、自由葬で葬儀を執り行う場合、事前に菩提寺に相談をしてお墓や今後の関係なども含めた話し合いをする必要があるでしょう。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

お坊さんを呼ばない葬儀のメリット・デメリットのまとめとして、メリットは自由な葬儀を執り行える、デメリットは納骨の如何、菩提寺との今後の関係でした。

 

故人や遺族の意向を重視して執り行えるお坊さんを呼ばない自由葬ですが、その分、回りへの配慮や自由葬への理解、また気をつけるべき点など伝統的な葬儀よりも準備や時間がかかる可能性も出てきます。

 

もし、お坊さんを呼ばない自由葬をお考えの場合は、この記事を是非参考にしてください。