葬儀の席順はどうやって決めたらいいんだろう
今回は、こんな疑問に答えていきたいと思います。
この記事でわかる事
- 葬儀での親族の席順
- 親族席に座る範囲
細かい決め事も多いお葬式。
中でも今後のお付き合いへの影響も心配な席順ですが、地域や葬儀の種類、葬儀場によっても異なるようです。
そんな葬儀での親族席の席順について徹底解説します!
目次
葬儀での席順を解説!
葬儀での席順は以下の通りです。
メモ
- 祭壇に向かって右側に喪主・遺族・近親者が血縁の濃い順。
- 左側には世話役代表・友人、知人・職場の関係者となっています。
親族であっても、ものわかりの良い子でも、小さな子供は基本的には出入り口に近い場所に座ってもらうようにしましょう。
また、困った場合には周囲の方に聞いたり、葬儀スタッフに聞くと快く教えてもらえるはずです。
失礼があってからでは遅いので、遠慮せずに聞くことをお勧めします。
喪主の妻はどこに座ればいい?
メモ
基本的に喪主の隣に着席します。
喪主の妻の両親は一般的には親族席には座らず、一般会葬者席へ座ることが多いです。
そのため、喪主の妻の兄弟が出席する場合にも同様に一般会葬者席へ座ります。
遺族側の配慮により、一般会葬者席のなかでも上座に座ることもあるようです。
また、喪主の妻である場合、喪主である夫が表の代表であるならば妻は裏方の代表でもあるため地域やタイミングによっては親族席に座れない場合もあります。
近年ではお給仕などもセレモニースタッフが代行するプランもあるため、葬儀の打ち合わせの段階で喪主の妻の役割を確認しておくことをお勧めします!
姉や弟の席順は?
メモ
喪主の家族に続いて続柄順(生まれた順)に家族単位で座ります。
ただし、兄弟の多い場合には家族単位で座ってしまうと血縁者にもかかわらず下座となってしまいます。
その場合には兄弟夫婦のみで順番に座り、続いて続柄順に家族単位で座るように調整されることがあります。
孫はどこに座る?
メモ
基本的に孫までは遺族とされます。
そのため、家族単位で座る場合にも孫までとするところが多いようです。
ただし、兄弟の多い場合などでは孫以降は下座、または、親族席でおさまらない場合には一般会葬者席に座ることもあるようです。
その場合にも、地域によっては喪主の家族の孫、もしくは故人と同居していた家族の孫は親族席に座るなど、故人から見て同じ孫であっても座る場所が違うところも少なからずあります。
そして、孫世代の特徴的の1つとして、故人の年齢によっては未就学児であることが多いことです。
そのため、遺族とはいえ、柔軟な席の配置が必要となります。
親族席に座る範囲はどこまで?
メモ
親族席については喪主の意向が尊重されるため、葬儀の進行に差支えがなければ基本的に範囲も順番も自由です。
例えば、
自分の父親が他界した場合、自分と両親とが1親等となります。
自分の兄弟は自分と親をはさむため2親等となります。
自分の子ども、すなわち故人から見ると孫にあたる関係の人は孫と自分をはさんで個人へたどり着くため3親等となります。
自分から見て故人の兄弟も孫と同様に3親等です。
一般的にはここまでを遺族ととらえることが多いようです。
お盆やお正月に集う親族イコール葬儀に参列確定メンバーというイメージでも良いのかもしれません。
親族席に座るかどうかや席順については、通常喪主から指示される、もしくは喪主の意向を受けたセレモニースタッフが案内することがほとんどのようです。
家族葬の時の席順
メモ
参列者は親族のみである場合のことが多く、親族席や一般会葬席といった区別がないのが普通です。
家族葬の場合も喪主より親族として葬儀への出席の案内があった場合には、一般会葬ではなく親族として参列します。
焼香の順序
焼香する順番は以下の通りです。
- 喪主
- 長男夫婦
- 長男の子供達
- 長男の兄弟や姉妹とその子
このような感じで、家族単位で焼香を行うのが一般的です。
結婚して姓が変わった兄弟姉妹も、故人と縁の深い順に焼香するのですが、この時も家族単位で続きます。
【まとめ】葬儀での親族の席順は?喪主の妻はどこに座ればいい?
葬儀での席順
- 祭壇に向かって右側に喪主・遺族・近親者が血縁の濃い順。
- 左側には世話役代表・友人、知人・職場の関係者となっています。
親族席に座る範囲
親族席については喪主の意向が尊重されるため、葬儀の進行に差支えがなければ基本的に範囲も順番も自由です。
家族葬の時の席順
参列者は親族のみである場合のことが多く、親族席や一般会葬席といった区別がないのが普通です。
焼香の順序
- 喪主
- 長男夫婦
- 長男の子供達
- 長男の兄弟や姉妹とその子
家族単位で焼香するのが一般的です。
地域のしきたりや、本家分家などで決まり事がある場合があるので、一概には言えませんが、上記が基本となります。
分からない事がある場合は事前に、年長の親族などに相談や確認を取るようにしましょう。