- 四十九日法要ってどのぐらいの費用がかかるんだろう
- 四十九日法要の内訳ってどんな感じになってるんだろう。
特に家庭の経済状況によって考えている予算も様々だと思います。
費用と内訳については以下のようになりました。
- 四十九日で必要な費用は「お布施」「お車代と御膳料」「会場費」「会食費」「引き出物代」
- お布施の相場は3万円~5万円で納骨式も行う場合はプラスした金額を渡す。・お車代と御膳料の相場は共に5千円~1万円程度
- 会場費は自宅でする以外は有料となる。
- お寺で法要を行う場合、使用料金は無料が多いが別途1万円程度払う所もある。
- ホテル、レストラン、葬儀場の場合は会食費込みで20名20万円からの所が多い。
- 会食費の相場は3千円~1万円
- 引き出物代の相場は2千円~5千円
- 自宅で四十九日を行う場合の合計金額は20名で30万円程度
- 自宅以外で四十九日を行う場合の合計金額は20名で40万円程度
- 四十九日までに必要な費用は「本位牌代」「仏壇の費用」「お供え花」「お供えの果物」
- 四十九日法要の費用がない場合は菩提寺に経済状況を説明して出せる予算内で法要を行えないか相談する。
- 法外なお布施を提示されたら相場の値段ではないと厳しいと正直に話す。
- 当日にお布施が払えない場合は事情を話し先に連絡して後日渡すなど対処してもらう。
以上になります。
下記の項目でより詳しく説明していますので是非、参考にしてください。
この記事でわかる事
- 四十九日かかる費用
- 四十九日の費用の内訳
目次
四十九日でかかる費用と内訳
四十九日法要で必要な費用は、以下の5つです。
- 僧侶へのお布施
- 僧侶へのお車代と御膳料
- 会場の使用料
- 会食費用
- 引き出物代
詳しい料金については項目ごとに分けましたので参考にしてください。
また、一番下には四十九日でかかる合計金額も記載しています。
僧侶へのお布施と宗派ごとのお布施の相場
四十九日法要のお布施の相場は、3万円~5万円となっています。
葬儀の一割程度の料金となります。
納骨式を行う場合は、5万円~10万円になります。
宗派ごとにお布施の相場は以下のようになっています。
- 浄土真宗 3万円~5万円
- 浄土宗 3万円~5万円
- 曹洞宗 3万円~5万円
- 真言宗 3万円~5万円
- 日蓮宗・法華宗 3万円~7万円
- 天台宗 3~5万円
- 臨済宗 3~5万円
どの宗派も3万円からとなっています。
もし、どのくらいお布施を払えばよいか悩んだ場合は僧侶に相談してみてください。
納骨も一緒に行う場合は上記の値段にプラスされます。
四十九日のお布施に関する詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
こちらもCHECK
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四十九日のお布施袋の書き方や相場について!正しい渡し方も紹介!
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会場費用
法要を自宅以外で行う場合は、会場費用が必要になってきます。
また、参加者の人数によって料金は異なってきます。
お寺で行う場合
お寺で行う場合は、お布施に含めた金額になっている場合が多いです。
基本的に檀家の場合、使用料金はありません。
しかし、別途使用料を払わなければならないお寺もあります。
施設使用料の相場は1万円からとなっています。
お寺のご住職にあらかじめ値段を確認しておくと安心です。
ホテル・レストラン・葬儀場で行う場合
ホテル・レストラン・葬儀場で四十九日を行う場合は、会場費と会食費がセットになっている所が多いです。
会場を使用するメリット
- 自宅での会食が難しい
- 同じ場所で法要と会食を済ませたい
- 駐車場が自宅にない
- 自宅まで交通の便が悪い
と言った方にはお勧めです。
詳しい料金も調べたので参考にしてください。
※A社の場合(参列者15名)料理代込み
合計:34万円
※B社の場合(参列者20名)料理代込み
合計:20万円
※C社の場合(参列者20名)料理代込み
合計:34万円
となっています。
ホテル・レストラン・葬儀場で行う場合、料理代込み20名で20万円からになっている所がほとんどでした。
会食費
会食費は1人当たり3千円~1万円が相場になっています。
自宅に参列者を招いて会食を行う場合は、仕出し屋に頼み弁当を用意します。
ホテル、レストラン、葬儀場などで会食を行う場合は、料理によって値段が変わってきます。
参加者の人数や予算に応じて無理のない範囲で決めましょう。
最近は、家族や身近な親族だけで法要を済ませる方が多くなっています。
その為、会食は行わず法要が終わった後に引き出物とお弁当を一緒に参列者へ渡すというのも増えてきています。
引き出物代
引き出物の相場は、2千円〜5千円程度のコーヒーやお菓子・石鹸など、手元に残らない品を選びます。
消耗品を選ぶ理由として「不祝儀が手元に残らないように」という意味が込められています。
しかし、肉類・魚類はタブーとされているので選ばないようにしましょう。
最近は、荷物にならない自分で商品を選べるカタログギフトが人気です。
法要にかかる費用の合計
法要にかかる費用の合計は参列者の人数によって異なります。
また、会場を自宅にするかその他の会場で行うかによっても金額は違ってきます。
自宅や寺院で行う場合
- お布施やお車代、御膳料などで3万円~10万円
- 会食費と引き出物代を合わせて1人あたり1万円~2万円
参列者が20人で合計30万円程度です。
ホテル・レストラン・葬儀場で行う場合
- お布施やお車代、御膳料などで3万円~10万円
- 会場費と会食代20名で20万円~
- 引き出物代1人あたり2千円~5千円程度。
参列者が20人で合計40万円程度です。
※しかし、上記の他にも費用が色々と掛かる事が高いので合計で50万円前後を予算として見積もっておくと良いです。
四十九法要までに必要な費用は
四十九日までに必要な費用は以下の2点になります。
- 本位牌や仏壇の費用
- お供え花やお供えの果物の費用
となっています。
費用も参考にしてください。
本位牌の費用
四十九日法要の時には白木位牌から本位牌に置きかえます。
そして、白木位牌は、僧侶に引き取って頂きお焚き上げをしてもらいます。
菩提寺がない方は、葬儀業者やお世話になったお寺の僧侶に相談してください。
本位牌は3種類あって、
- 塗位牌
- 唐木位牌
- モダン位牌
となっています。
※文字入れを含め出来上がるまで2週間ほどかかるので早めに注文するようにしましょう。
本位牌の相場は、以下のようになっています。
「塗位牌」
本漆の場合4万円~10万円
合成漆の場合1万円前後
「唐木位牌」
2万~7万円
「モダン位牌」
3~5万円
仏壇費用の相場
金仏壇(塗り仏壇)
全体は黒の漆塗りになっており内部が金箔や金粉になっています。
100万円~150万円
モダン仏壇
洋風の家やインテリアに合わせた仏壇です。
50万円前後
ミニ仏壇
リビングや寝室に置く事もできる仏壇です。
2万円~10万円
上置き仏壇
整理タンス、サイドボードの上に置く仏壇です。
30万円前後
お供え花やお供えの果物の購入
お供え花
ネットの場合3千円からが相場になっています。
デパートや花屋で購入する場合は5千円からが相場になっています。
お供えの果物
ネット・スーパー場合3千円からが相場になっています。
デパートなど専門店で購入する場合は5千円からが相場になっています。
四十九日法要をする費用がない場合
葬儀でお金を使ってしまい、四十九日法要をする費用がないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
このような場合は菩提寺に家庭の経済状況を説明して出せる予算内で法要を行えないか相談してみてください。
費用を抑える3つの方法
- 花や供物を簡素なものにする
- 会食は行わない
- 御布施は僧侶に相談して無理の無い範囲にする
費用を抑えた4つの例
- 会場は自宅
- お花二千円
- お供物数百円
- お寺への御布施は一万円
大切なのは故人様に心を込めて供養する事です。
家庭の経済状況が苦しい中で無理やり四十九日法要しても故人様は喜びません。
事前に菩提寺に相談して自分の出来る範囲で心を込めた四十九日法要を行うようにしてください。
払えない額のお布施を提示されたら?
もしも、お寺から提示されたお布施の金額と用意できる金額の差が大きすぎる場合は、お寺に相談をしてみましょう。
〇お布施の役割
お布施は、ご本尊を祀るお寺の費用や僧侶の生活費になります。
それは、お寺の維持とご本尊を守る役割を果たす事になります。
お布施の金額は、生活に支障のない範囲で包みましょう。
〇相場の2倍以上のお布施金額を提示されたら?
相場の金額じゃないと経済状況が厳しいと正直に話してください。
お布施は見返りを求めないものですが、高額なお布施で家庭の生活が厳しくなるのは避けるべきです。
お寺は檀家のものですので、ご住職にお伝え下さい。
当日お布施が払えない場合
当日にお布施が渡せない場合は、四十九日の前に正直に事情を話し先に連絡しておきましょう。
僧侶やお寺も「後日お預かりするもの」と知っていれば安心です。
もし当日まで黙っているとお寺も困ってしまいます。
【まとめ】四十九日でかかる費用はどれぐらい?詳しい内訳を紹介!
今回は、四十九日でかかる費用と詳しい内訳について紹介させていただきました。
金額について書いていきましたが、一人一人が心を込めて故人様を拝む事が一番の供養になると思います。
家庭の経済状況を踏まえて無理のない範囲で心のこもった四十九日法要を行ってくださいね。