最近、自宅でお通夜をですることは少なくなりましたね。
接待をすることも少なくなってきたけれど、何かとお通夜の時も女性は動かなければならないものです。
今回は、お通夜の服装のマナーについて解説していきたいと思います。
女性のお通夜の時の服装は一体どういうのが良いのか。
またスーツの種類によっては、着てもいいのか?悪いのか?
正しい知識を知っておきましょう!
●お通夜の服装マナー
訃報をきいて駆けつける場合、仮通夜に参列する場合は、平服(普段着で黒っぽ色のものを着用)で行くようにしましょう。
仮通夜にブラックフォーマルなどで行くのはやめておきましょうね!
仮通夜になぜブラックフォーマルがタブーなのかというと、不幸ごとに準備をしていたととらえられかねないからです。
仮通夜と通夜と2つ通夜と名前の付くものがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
その違いによって服装のマナーも変わってきます。
仮通夜とは、故人がなくなった当日に行われる通夜のことを指します。
ごくごく近い身内のみで、ゆっくりと過ごすという時間ともなります。
一般的に仮通夜の場合は普段着で過ごします。
通夜の場合は、平服で参列するわけにはいきません。
一般的には、ブラックフォーマルを着るようになります。
ただ、参列する側なのか、それとも親族・遺族側なのかによっても変わってきますね!
・ワンピースでもいいけど丈とデザインに注意
夏場のお通夜になると、ワンピースのみで行きたいと思ってしまったりする方もいるのではないでしょうか。
特にワンピースだけでも問題にはなりませんが、注意するのがワンピースの丈とデザインです!
まずは、デザインから見ていきましょう!
ワンピースの丈ですが、ノースリブなど肌を露出するようなデザインのもの。
また暗い色でも、前面にリボンのようなデザインのあるワンピースはNGです。
ワンピースと言っても袖ありのデザインが望ましいですね!
袖は、肘が隠れる長さがいいです。
着丈も、正座をした場合、ひざが隠れるぐらいの丈が望ましいです!
最近では、椅子に座ることが多いので、椅子の場合も同じでひざが隠れるぐらいの丈が必要です。
短すぎるのは、よくありませんので、目安は、ひざから拳一つ分くらい下が良いでしょう。
また最近では、オールシーズン物の喪服等も売っています。
兼用でそれを利用するのもありです!
ワンピースの生地も夏用・冬用がありますが何枚も喪服を持つのが大変でしたら、オールシーズンを選ぶと良いです!
ワンピースのみを着るのは、できるだけ控えるようにしてくださいね!
5分丈か7分丈を選ぶようにし、ジャケットを着用すると良いでしょう!
・タイツは基本的にNG
お通夜やお葬式で、タイツは基本的にNGです。
カジュアルな装いになってしまうために、着用するのは避けましょう!
ただ、寒い場所など、どうしてもの場合は親戚などや身内の方に相談するのが◎。
お通夜の場合、地味な服装ならOKという場合もあります。
しかし、地味な格好でいいとなっていてもタイツはNGです。
パンツスーツで参列し、足元が見えない状況の場合でもできれば、やめておくほうが良いですね。
ただ、妊婦さんや足が冷えて健康に弊害が出る場合などは、状況に応じて履くのもありです。
基本は、NGということを覚えておきましょうね!
昔の考え方や風習が残る場所も意外に多いです。
見ていなくても、正式なマナーというのはどこに行ってもあると思いますので知識として頭の片隅に置いておいてください!
・ストッキングは30デニール未満
ストッキングとタイツのデニール数の境界線を知っておかないと、間違えてタイツを履いてしまうなんてことが起きてしまいます。
一般的には、30デニール未満がストッキング。
30デニール以上がタイツと言われます。
ストッキングって、履いてみないと透け具合が分かりませんよね…。
試し履きも兼ねて1度は透けないものを調べるために購入するというのもありですよ~!
また、ちょっとしたところでひっかけたりして電線が起こることが多々あると思います。
そんな時に「替えを持ってない」ではいけませんよね。
予備を1つバッグに潜ませておくことも大事です!
また、ストッキングは薄いものが多いですよね。
そんな悩みを解決するのが重ね履きです!
透けないようにする工夫もできますし、寒さ対策にもなるのでオススメですよ!
●リクルートスーツでもOK
お通夜の場合の、リクルートスーツはOKとされることが多いです。
ただし、いくつか注意点があります!
※リクルートスーツでの注意点※
色はグレーや黒や濃紺などです。
靴は、光沢のあるものやブーツ、サンダルは×。
ストッキングの色は、黒が良いです。
アクセサリー類は、基本キラキラ光るようなものは、×。
二連になっているアクセサリーも重ねるという意味でNGです。
急に駆け付けるとはいえ、やはりデザインはシンプルなものを選びましょう!
・インナーの色は黒っぽい色かグレー
急な訃報でもできれば黒っぽい色かグレーを着ることをお勧めします!
男性の場合は白シャツが基本ですが、女性の場合は白シャツやブラウスはNGです。
キャミソールやブラウスやシャツは胸元の大きく開かないものが良いですね。
またキラキラ光るようなサテンの生地もやめましょう!
一枚は、中に着ることできるものを準備しておくと良いです。
お通夜の場合はそこまで厳しく言われることもありません。
しかし、葬儀に出られずお通夜のみ参列という方もいると思います。
そんな時に、白いインナーを着ているとやっぱり気分が良いわけではないですよね…。
何でもありきの感覚は取り除いておいた方がいいですね!
●パンツスーツは立場によってはNG
最近は、パンツスーツでの参列も増えてきて販売されることも多くなりました。
知っている方も多いとは思いますが、冠婚葬祭の服装には格式というのが存在します。
パンツスーツの位置づけは、一番下の格式となります。
略式礼装という言い方もしますね!
一般参列の場合は特に問題がありませんが、立場が遺族や近親者の場合は控えたほうがいいです!
土地柄も関係していることもありますが、無難なフォーマルな装いをすることをお勧めします!
フォーマルな装いとは、アンサンブルやワンピースなどのブラックフォーマルです。
・スーツのインナーは黒がいい
スーツのインナーは、基本的に女性は黒が望ましいです。
ただ、仕事終わりでお通夜に駆け付けるなどの場合は白になっても仕方がないです。
予想していないタイミングで訪れるのが人の訃報です。
前もって準備をしておくわけにもいかないですが、フォーマルになるような装いは準備はしておきましょう!
無いというのでは、済まないこともあります。
着る機会がないにしろ、最低限のマナーとしてインナーとして着られるものの準備はしておきましょう。
非常識!なんて思われると今後も大変です。
スーツのインナーのデザインなども派手なものを選ばず、落ち着いたものにしてリボンやデザインの派手なもの、キラキラと輝いたりするものは避けてくださいね!
・ジャケットは必要
夏場暑くてもジャケットを着る必要があるかどうかということですが、オールシーズン着ることのできる礼服が販売されています!
基本的には、夏場だとしても半袖のワンピースなどはNGとなっています。
7分袖か長袖が基本となっています。
半袖のワンピースやノースリブになっている喪服は、ジャケットを着るほうが良いです。
組み合わせが何でもいいというわけではなく、組み合わせのセットで着用にするようにしましょう。
ジャケットでもフル裏地があるものは、さすがに暑さが厳しいですよね。
背抜きになっているデザインもしくは夏仕様の服装が望ましいです。
また最近では、冷暖房の完備しているところが多く寒いぐらいのところもあります。
女性の方は特に冷えは厳禁ですよね!
ですので、そういう意味合いも兼ねてジャケットを羽織っておくといいでしょう!
・靴はどうする?
夏場になると、足元が少し忘れがちになりますよね。
夏場だし黒ならどんな感じの雰囲気のものでもいいんじゃないの?
なんて思われがちなんですが…。
葬儀やお通夜では、意外に足元は見られているものなんですよ!
※お通夜での靴のマナー※
つま先の開いたデザインのものは×。
サンダルも×。エナメル質の靴×。スゥエード×。
スニーカー×。ピンヒールは×。ヒールの高すぎるものは×。
厚底タイプも×。
意外に靴だけでも制限があることが分かりますね!
飾りも金具のないものを選びましょう!
因みにヒールの高さは5cmぐらいまでのものが良いです。
ヒールが高かったり細いほどカジュアルな印象を受けるため、通夜や葬儀等には向きません。
基本的には、パンプスでつま先のゆったりしているものが好ましいですね!
つま先がとがりすぎているものなども、あまり向きません。
何かと、お手伝いや動くことが多い女性。
足元までは・・・
と思う方も多いかもしれませんが、ちょっと気を配ってみてください!
また、ストラップがある靴もあると思います。
金具が派手目でないようなら、最近はそこまでは言われません。
ただ、言われないとはいえストラップがあるとついそこには目が行ってしまいます…。
どちらかと言えばないほうを選ぶほうが無難ですね!
買い揃えるときも、派手過ぎずシンプル過ぎず、いたって普通なものを選ぶようにしましょう!
デザインによっては、葬儀やお通夜に向かないものもあります。
失敗をできるだけ、なくしたいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お通夜の服装などについて調べてみました!
夏場は、女性の服装としてワンピースなどでもいいのかどうかという点など見てみましたがいろいろありますね。
基本的には、カジュアル系な雰囲気のものは×ということを覚えておくと間違いないです!
通夜でも葬儀でもやはり、知らないことは恥となることが多いです。
少しずつでもいいので知識として蓄えておきましょう!