大切な人が亡くなった後にしなくてはならない遺品整理。
気持ちの整理もつかなくて物凄く辛い作業になるし、1つ1つの品を見るたびに故人を思い出してしまい、なかなか前に進まないという人も多でしょう。
今回は、遺品整理ができない理由と進まない遺品整理を進めていく方法をご紹介したいと思います。
遺品整理ができない5つのワケ
遺品整理ができないのには5つの原因があります。
① 心と気持ちの整理が出来ていない
大切な家族や親族が亡くなると、どんなに元気だった人でも精神的に憔悴しきってしまいます。
「ご飯も喉を通らない」
「何もやる気が起きない」
こうなってしまうと遺品整理はおろか、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
また、遺品整理は故人の思い出と向き合い片付けていく作業なので、時間が経過しても辛く大変な作業になってしまいます。
② 物が多すぎる
1人の人が生活する上で必要なものって意外とたくさんあります。
それに加えて趣味だったり、収集癖などがあったりすると想像を越えるほど家に物が溢れてしまいます。
生前整理をしっかりしてたらいいですが、それをせずに亡くなってしまうと、生活空間に大量の物が溢れた状態での遺品整理となってしまいます。
引越しをイメージして頂くと分かりやすいかも知れないですが、とてつもない時間と労力がかかってしまうんです。
そのせいで遺品整理が全くはかどらなくなってしまいます。
③ 捨てていいのか判断しにくい
生前、エンディングノートなどに必要な物、不必要な物が記載されていれば遺族も悩まずに残したり捨てたりできますが、必要不必要が記載された物がないとなると、遺品整理をする遺族も物凄く悩んでしまいます。
そして、必要か不必要か判断がつかない物が多くなってくる為、遺族の負担も増えてくるのです。
④ 遠方に住んでて遺品整理に行けない
昔と違い現在は核家族化が進み、両親は地元、子は他県というのが多くなっています。
そういう事もあってなかなか遺品整理を行う時間が作れないというのも作業が進まない原因となっています。
⑤ 体調や体力面での問題
自身が入院していたり、後遺症などで満足に作業ができないという状況の方も中にはいます。
また、高齢で遺品整理までする体力がない場合もあります。
他の遺族で遺品整理が行えればいいですが、それも出来ない。
という場合は遺品整理が全く進まなくなってしまいます。
遺品整理が出来ない時の解決策
遺品整理が出来ない理由は人により様々ですが、その解決策をここで紹介していきます。
形見分けをする
遺品整理をする中で「捨ててしまった」という後悔を感じてしまう人がいます。
その場合は、他の親族や故人の友人などを呼び形見分けとして遺品を持って行ってもらいましょう。
そうする事で遺品の数も減りますし、残ったものは不必要な物と判断して整理していくことが出来ます。
無理に遺品整理しない
これは遺品が自分の住んでる場所にあるならの場合ですが、無理に遺品整理をせずに自分が「遺品整理しよう」と思えるまで残しておきましょう。
遺品整理ができる状態じゃないのに無理して遺品整理をすると、自分自身が暗い気持ちになってしまうことがあります。
遺品をリメイクする
指輪をネックレスのトップにしたり、衣類をリメイクしてぬいぐるみに着せたり、バッグや財布にリメイクしたりと、今は色々な事ができるようになっています。
「思い出深くて捨てられない」
という遺品がある場合はリメイクも一つの手段として選ばれています。
どうしても遺品整理が進まない時はプロに任せる
遺品整理は体力、時間、精神的疲労が伴うので手を付けられない人がたくさんいます。
遺品整理が大変
— 紀繪(きえ) (@kie__49) September 14, 2019
旦那さんの弟さんは
亡くなったおばさんの遺品整理に毎年広島まで
通ってたんだけど、去年ついにあきらめて広島に住むことにしちゃったんだよ。
大変だよね。思い入れはあるし。— 福寿 (@BQXS9V0NzQD3kjG) September 21, 2019
進まないどころか住む場所を変えてしまう人もいる事にビックリです。
- 気持ちの整理がつかない
- 遺品が多すぎる
- 捨てる判断が出来ない
- 遠方に住んでて遺品整理に行けない
- 体力や体調に不安がある
このような事で悩んでいるなら間違いなく遺品整理のプロにお願いするのが1番です。
遺品整理を数多くこなしている業者さんって言わば遺品整理のプロです。
キャリアと経験が物凄くある方達がいるので、進まない遺品整理もビックリするほど早く進みます。
また、現在は核家族化進んでいるので、こういった遺品整理業者にお願いする方も年々増えてきているそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
遺品整理って故人の思い出や故人との思い出に向き合いながら進めていく作業なので、サクサク進む人やなかなか手を付けれられない人と様々です。
ですが、故人にとっても「遺族には早く日常生活に戻って欲しい」と思っていると思います。
供養という意味も含めて、ゆっくりでもいいから少しずつでもいいから遺品整理を始めていきたいですね。