終活は楽しく!楽しみながらする人生の片付けのポイントとは?
のなかでも取り上げた終活旅行。
関連記事:終活は楽しく!楽しみながらする人生の片付けのポイントとは?
その中で「終活旅行もいろんな形があり、奥が深そうですね。」と締めくくりました。
そこで今回は、終活旅行についての深掘り解説編をお届けします!
行楽シーズンもあとわずか。
今からでも間に合うかもしれないツアーを探しに行く前に、ここで少し予習をしてみませんか?
終活旅行とは?
終活は楽しく!楽しみながらする人生の片付けのポイントとは?のなかでもお話しましたが、やはり、一番身近な終活旅行は「お盆の帰省」だと思うのです。
先祖代々のお墓の場所はどこなのか、菩提寺はどこなのか、親せきのおうちはどこにあって、ご近所さんとのつながりはどうなっているのか、等々をめぐりながら、自分のルーツを知っていく旅です。
このツアーだけはどこにも販売されていない、あなたにジャストな完全オーダーメイドの旅ですよね。
しかし、それだけではなく、終活旅行にもいろんな種類があり、クラブツーリズムなど旅行会社主催の終活ツアーは学びも経験も盛りだくさんのコンテンツで旅人をお迎えしてくれます。
終活旅行のメリットを紹介!
終活に限らず、旅行は自分たちで行くか、ツアーなどで行くかの2種類に分けられると思います。
どちらにもメリットがあって、おすすめです。
簡単にまとめると・・・。
終活こじん(← あえてひらがな、ここ大事)旅行
終活において「こじん」というと私「個人」と私の大切な「故人」の2つが登場します。
本来の終活では「私自身の死に支度」の意味合いが大きいのですが、その前には必ず「私のルーツ」が存在します。
先祖代々はもちろん、メンター的存在だったひと、人を飛び越え、いとおしいペットたちもまた、私の大切な「故人」に含まれるのではないでしょうか?
私個人が満足する私ツアー、大切なあの人に寄り添いながらの「あの人」ツアーなど、いろんな旅が楽しめそうです。
※終活こじん旅行のメリット※
・完全オーダーメイドなマニアック旅が楽しめる
・自分たちでスケジュール管理をするから予定変更もへっちゃら(トイレの心配無用)
・旅人は気心知れた仲間たちだけ
と、いったところでしょうか?
※終活ツアーのメリット※
・セミナーや体験が充実している
・行程がきちんと組まれ、管理してもらえる
・連れて行ってもらえる
・ツアー参加者は終活に関心がある人ばかり
ツアーなので自力で行かなくていいのは方向音痴な私には大助かりです。
また、自分で組む旅行よりも格安で行けるものありがたいですね!
終活ツアーの内容や費用はどのぐらい?
現在、終活ツアーの内容は、ランチ付き、日帰り、バスツアー、が主流のようです。
残念ながら都市部での開催が多く、そのため、集合や解散は駅が多いようです。
金額は1名1万円前後が多いようですね。
終活ツアーの内容
ツアーの強みは1日で数か所の場所に行けることや複数のセミナーに参加できることではないでしょうか?
海洋散骨に特化したツアーやお墓に特化したツアー、遺影撮影&入棺体験など体験をめいっぱいツアーなど、多岐に及びます。
また、移動中の車内でもミニセミナーが開催されたりと、「縁起でもないことにどっぷりつかれる」ツアーになっています。
終活に対して同じ思いで、熱量で考えられる人しか参加しないツアーだからこそできるコンテンツなんですよね。
でも、やっぱり「縁起でもないこと」ととらえられがちな終活。
そのため、そんなに濃厚じゃないツアーもあります。
90分程度の講座を受講する内容で現地集合・現地解散、ツアー代金1000円程度、というもの。
それぞれのジャンルの専門家が講師を務めています。
ツアー会社を通じての実施となるため強引な勧誘などの心配が少ないところがいいですよね。
バスツアーの前に予習、バスツアーの後に復習として利用するのもよいのではないでしょうか?
終活ツアーの費用はどのぐらい?
日帰りバスツアーで豪華ランチ付きコースで1万円前後といった印象です。
ただ、比較するものがないのでそれが安いのかどうかは判断しにくいところですね。
1つの判断材料として、セミナーとして事項した場合、いくらなのかを知っておくといいとおもいます。
ざっくりですが、1コンテンツだけをセミナーとして受講した場合にかかる費用は2000~5000円です。
入棺体験や海洋散骨セミナーは定期的に開催されているもので2000円前後です。
中には葬儀社さん主催で、無料。
ただし互助会等の勧誘付きというものもあります。
ここに温泉三昧やケーキビュッフェなどの金額とバス料金を考えれば決して高くない金額であると私は思います。
そして何より、ツアーではツアー限定コンテンツなんかも隠れていて、個人で見学に行っても見せてもらえない、案内が付かないところも見せてもらえたり、案内してもらえたりします。
なにより、終活ツアーには終活カウンセラーをはじめ各方面のプロが添乗することが多く、それだけでも半日コースのセミナーに参加するほどの価値があると思います。
だって、疑問に思ったらその場で聞けて、解決できてしまいますからね。
とある終活カウンセラーさん主催の30分ミニセミナーは参加費が1000円だそうです。
(遺影)写真撮影会・お喰い納め(食の延命)を考えるワークショップ・エンディングノートのスポット解説・お試し終活相談などのコンテンツがあるようです。
その時の添乗スタッフや行程などによりどんなコンテンツに出会えるかも楽しみの1つですね。
まとめ
いかがでしたか?
から続いた終活旅行についてのお話でした。
大きなバスでみんなとわいわいするツアーもいいですが、もっと身近なところにも目を向けていただきたかったので、あえて「終活旅行」としてみました。
ツアーだけではない、あなたのための「こじん」旅行もぜひ楽しんでみてくださいね!
バスツアーにつきもののおトイレの心配。
集団行動が求められるだけに躊躇される方もいらっしゃるようです。
そんな要望も旅行代理店はきちんと把握し、行程を組んだり介助スタッフを配置したりして対応していますので、気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?
また、私個人としてはもう少し地域に密着したツアーの出現を期待しています。
都内などのツアーは十分すぎるほど充実していますが、地方ではまだまだ。
ツアーそのものがないところもたくさんありますよね?
地元のバス会社さん、地元のお寺さん、地元の葬儀社さん、欲を言えば介護施設くらいまでを巻き込んで住み慣れたこの地で最期を迎えるための終活ツアーを組んでみてほしいと思います。
ツアーなら勧誘の心配は少なくなるはず、ですからね。
とはいえ、今人気の樹木葬や海洋散骨ももちろん学んでいただきたいし、それを通じてお墓のことも考えてほしい。
でも、終活の本質は「私自身の死に支度」ですよね?
それを考えることによって「これからの人生をどう生きるかを考えること」でしたね。
日本人の平均寿命は2018年7月発表のデータによると男性が81歳、女性が87歳でした。
一方で3年に1回ほどの割合で出される健康寿命のデータによると平均して男性は72歳、女性は74歳までが健康で自立した生活ができていることがわかります。
健康寿命から寿命までの間を考える地元密着ツアー、面白いんじゃないかなぁと思っています。
※最後にバスツアー豆知識※
カフェイン、カリウムの摂取で利尿作用が強まります。
お茶、コーヒー、夏野菜に多く含まれていますね。
しかし、水分摂取はとても大事です。
私は長時間の移動でトイレの心配があるときにはミネラルウォーターを持ち歩くこともあります。
そしてしょっぱいものはむくみの誘因です。
ついついポリポリしたくなる漬物やおせんべいやスナック菓子には要注意です。
また、バスの座席にずっと座っているとむくみの原因に。
バスが止まったら用事がなくても一度降りて背伸びをしたりして体を動かしましょう!
行楽シーズンもあとわずか。
終活ツアーに限らず、いろんな旅に出かけて、ステキな思い出を増やしていってくださいね。