
直葬ってどんな葬儀なんだろう?

葬儀をあげない事って可能なのかしら・・
今回は、こんな疑問に答えていきたいと思います。
※この記事でわかる事※
- 葬儀は必ずしなければならないのか
- 直送葬儀はどんな葬儀なのか
- 直葬の流れ
- 直葬が選ばれる理由
人が亡くなると葬儀をするのが一般的な常識として馴染んでいますが、最近では葬儀などの式典を行わないで火葬のみで済ませる「直送葬儀(火葬式)」という言葉を耳にするようになりました。
そこで今回は、葬儀をあげない火葬のみの直送葬儀とはどういうものなのか。
などについて紹介していきたいと思います。
※直葬まとめ※

葬儀をあげない事は可能です
人が亡くなると、葬儀をあげるのが世間一般の常識となっている今、葬儀をあげない事は可能なんでしょうか?
結論から言うと、葬儀をあげない事は可能です。
日本の法律では人が亡くなってからしなければならない事は、「死亡届を出す」だけなんですね。
死亡届の提出期限は届出者が死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡したときは,その事実を知った日から3か月以内)に届け出ることが必要である。
引用:Wikipedia
という事なので、葬儀をあげないというのは可能です。
ただ、形式を重んじる日本人だからこそ、葬儀をあげないという選択肢を選ぶことがほとんどないんですよね。
葬儀をあげない直送葬儀とは?
直送葬儀というのは葬儀をあげずに火葬のみで済ませてしまう葬儀の事なのですが、葬儀の流れは以下のようになっています。
直送葬儀の流れ
直送葬儀の流れは以下の様になっています。
1 臨終
亡くなった後は葬儀社に連絡をしましょう。
病院で亡くなった場合は「死亡診断書」を発行してもらってください。
2 お迎え・安置
亡くなってから24時間は法律により火葬する事ができません。
寝台車で故人を安置できる場所まで搬送します。
この時、ご自宅で安置することが可能ならご自宅へ搬送するのですが、それができない場合は葬儀社の安置施設へ搬送となります。
搬送後に葬儀社の担当と火葬場やお坊さんの手配などの打ち合わせを行います。
3 納棺・出棺
故人を仏衣で包んで棺の方に納めます。
この時、花や故人が好きだったものなどを棺に入れる事ができます。
ただ、中には棺に入れられない物などもあるので、そこは葬儀担当者などに聞いてみてください。
4 火葬
お坊さんを呼び、火葬前にお経をあげてもらいます。
その後、1時間ほど火葬が終わるまで控室などで待機となります。
5 骨上げ
骨上げというのは納骨のことで、2人1組になり同時に遺骨を挟み骨壺に納めていきます。
喪主から順に血縁の濃い順に行ってくのですが、この時、足側から遺骨を納めていき、最後に喉仏を納めるというのが一般的な順序となっています。
葬儀をあげない理由
葬儀をあげるというのが常識として周知されている中、どうしても葬儀をあげられないという場合も出てきます。
葬儀をあげない場合の理由は以下の2つがほとんど。
- 遺言
- 経済面
どちらも解説していきます。
遺言
遺言というのは、「故人が自分の死後のために遺したメッセージ」のことで、基本的には何を書いても良いというふうになっています。
その中で「葬儀をしないでほしい」と書いてあると、「故人の最後の願いだから」というふうに受け取って葬儀をしないで直葬するという場合が多いようです。
経済面
経済面は多くの人が頭を悩ませる問題ではないでしょうか?
一般的な葬儀の費用は121万円と言われていて、額としてはかなり高額な部類に入ります。
参列者などが多くなると費用は更に膨らみますし、香典のお返しやお布施、式場のセットなどと考えると簡単に払える額ではなくなってしまいます。
それに比べて直葬の場合は、約20万円程度で済む事から選ぶ人が多くなっているようですね。
ただ、何度か書いたのですが、葬儀というのは故人との最期の場でもあります。
この事を重んじる方も多いし、まだまだ世間一般では葬儀はあげるものだと認識されています。
親族や故人と関わりの深かった人の事を考えるとやはり、しっかりと相談した上で直葬は選びたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
葬式をあげない火葬のみの直送葬儀とは?
という内容で紹介させていただきました。
直送葬儀を行う場合は、親族などの意見も聞きつつ後になって揉めないようにしていきたいですね。