葬式をあげない火葬のみの直送葬儀とは?香典はどうする?

葬儀

 

人が亡くなると葬儀をするのが一般的な常識として馴染んでいますが、最近では葬儀などの式典を行わないで火葬のみで済ませる「直送葬儀」という言葉を耳にするようになりました。

 

経済的な理由や遺言などで直送葬儀を選ぶ人も多いですね。

 

そこで今回は、葬儀をあげない火葬のみの直送葬儀とはどういうものなのか。

 

また、葬儀を行わないということで香典などはどうするのか。

 

などについて紹介していきたいと思います!

葬儀をあげない事は可能です

 

人が亡くなると、葬儀をあげるのが世間一般の常識となっている今、葬儀をあげない事は可能なんでしょうか?

 

結論から言うと、葬儀をあげない事は可能です。

 

日本の法律では人が亡くなってからしなければならない事は、「死亡届を出す」だけなんですね。

 

調べてみて分かった事なのですが、意外すぎてビックリしました。

 

死亡届の提出期限は届出者が死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡したときは,その事実を知った日から3か月以内)に届け出ることが必要である。

引用:Wikipedia

 

という事なので、葬儀をあげないというのは可能なんですが、葬儀をあげないというと年配の親族からは間違いなく非難されます。

 

「普段全く関わらないのにこんな時だけ」

 

と思うかもしれないですが、葬儀というのは縁が遠くなった親族などが集まる場でもあるんですよね。

 

それに普段全く会わないにしても、この先全く力を借りないとも言い切れないです。

 

残された遺族のことを考えると、関係が険悪になる事はあまりオススメできません。

 

葬儀は故人と関係のあった人が集まり、故人を送る場です。

 

葬儀をあげないという事は、故人と関係のあった人の気持ちなども無視する事になりますし、お別れを言う術もなくなってしまう事になります。

 

こういう理由から葬儀は基本的にあげるというふうになっているんですね。

 

葬儀をあげない直送葬儀ってなに?

 

直送葬儀というのは葬儀をあげずに火葬のみで済ませてしまう葬儀の事なのですが、流れなどがどのようになっているのか調べてみました。

 

直送葬儀の流れは?

直送葬儀の流れは以下の様になっています。

 

1 臨終

亡くなった後は葬儀社に連絡をしましょう。

病院で亡くなった場合は「死亡診断書」を発行してもらってください。

 

2 お迎え・安置

亡くなってから24時間は法律により火葬する事ができません。

 

寝台車で故人を安置できる場所まで搬送します。

 

この時、ご自宅で安置することが可能ならご自宅へ搬送するのですが、それができない場合は葬儀社の安置施設へ搬送となります。

 

搬送後に葬儀社の担当と火葬場やお坊さんの手配などの打ち合わせを行います。

 

3 納棺・出棺

故人を仏衣で包んで棺の方に納めます。

この時、花や故人が好きだったものなどを棺に入れる事ができます。

 

ただ、中には棺に入れられない物などもあるので、そこは葬儀担当者などに聞いてみてください。

 

4 火葬

お坊さんを呼び、火葬前にお経をあげてもらいます。

 

その後、1時間ほど火葬が終わるまで控室などで待機となります。

 

5 骨上げ

骨上げというのは納骨のことで、2人1組になり同時に遺骨を挟み骨壺に納めていきます。

 

喪主から順に血縁の濃い順に行ってくのですが、この時、足側から遺骨を納めていき、最後に喉仏を納めるというのが一般的な順序となっています。

 

関連記事:直葬(ちょくそう)の費用はどれぐらい?トラブルや落とし穴があるって本当?

 

葬儀をあげない理由って?

 

葬儀をあげるというのが常識として周知されている中、どうしても葬儀をあげられないという場合も出てきます。

 

一般的な考え方をすると、「葬儀をあげないなんて考えられない」となってしまいがちですが、葬儀をあげないというのは以下の2つの理由が多くの挙げられているようです。

 

遺言

遺言というのは、「故人が自分の死後のために遺したメッセージ」のことで、基本的には何を書いても良いというふうになっています。

 

その中で「葬儀をしないでほしい」と書いてあると、「故人の最後の願いだから」というふうに受け取って葬儀をしないで直葬するという場合が多いようです。

 

ただ、葬儀をするしないというのは遺言に書かれていたとしても守る必要はないんですね。

 

確かに故人の最後の願いとなると聞いてあげたくなるのも分かるのですが、葬儀をしないという事に対して親族がまず納得はしないでしょう。

 

残された遺族の先々を考えると、親族と仲違いになるのは避けたい事ですね。

 

経済面

経済面は多くの人が頭を悩ませる問題ではないでしょうか?

 

一般的な葬儀の費用は121万円と言われていて、額としてはかなり高額な部類に入るかと思います。

 

参列者などが多くなると費用は更に膨らみますし、香典のお返しやお布施、式場のセットなどと考えると簡単に払える額ではなくなってしまいます。

 

関連記事:葬儀の費用は香典でだけでまかなえるの?

 

それに比べて直葬の場合は、約20万円程度で済む事から選ぶ人が多くなっているようですね。

 

ただ、何度か書いたのですが、葬儀というのは故人との最期の場でもあります。

 

この事を重んじる方も多いし、まだまだ世間一般では葬儀はあげるものだと認識されています。

 

親族や故人と関わりの深かった人の事を考えるとやはり、直葬というのはなるべく避けたいものですね。

 

直送葬儀の時の香典はどうすればいい?

 

葬儀をあげない直葬でも香典のお断りがなければ通常の葬儀と同様に香典は用意します。

 

葬儀をしないということで金額を少なめに包む方もいると思うのですが、一般的には通常の葬儀と同様の額を包むようにした方が後から恥をかかなくて済むでしょう。

 

香典の金額などは地域柄や故人との関係性によって変わってくるので、一概にいくら包むという事は言えないのですが、平均してどのぐらいの香典を入れるのかというデータがあるので紹介していきます。

 

故人金額
祖父母1万円
両親10万円
兄弟・姉妹3〜5万円
おじ・おば1万円

 

故人金額
その他の親類1万円
知人・友人5千円
隣人3〜5千円
取引先1万円

 

故人金額
上司5千円
同僚5千円
部下5千円
同僚の家族5千円

 

血縁関係が濃いほど金額は高くなりますが、一般的な香典の額はこのようになっています。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

葬式をあげない火葬のみの直送葬儀とは?香典はどうする?

 

という内容で紹介させていただきました。

 

直送葬儀を行う場合は、親族などの意見も聞きつつ後になって揉めないようにしていきたいですね。